シトロネラ(シトロネーラ)アロマ精油・エッセンシャルオイルの香り、特徴、使い方、禁忌・注意点など

精油シトロネラ(シトロネーラ)の香り、特徴、使い方、禁忌・注意点

精油のシトロネラは、イネ科の植物シトロネラの葉から抽出され、産地によってセイロン種、ジャワ種があります。

まるでレモン果実のような香りを持っていることから香料として人気が高く、化粧品や石鹸などに活用されています。

また、植物のシトロネラは熱帯地域で伝統的に虫よけに活用されており、熱帯地域では植物の状態で使用しすが、植物の状態よりも、成分が濃縮された精油のほうが虫よけの効果が高いため、日本ではシトロネラ精油を配合した虫よけスプレーや虫よけパッチなどが販売されています。

ここではシトロネラとはどのような植物か?シトロネラの精油の香りや特徴、使い方・活用法や、使用する時の注意点などについて紹介します。

スポンサーリンク


シトロネラ(シトロネーラ)ってどんな植物?

シトロネラはインド原産のイネ科の多年草で、稲の様な細長い葉を持ち、草丈は80~120㎝程度にまで成長します。近縁種であるレモングラスにとてもよく似た姿をしていますが、シトロネラのほうが若干大きいです。

生命力が強く、葉を刈り取っても枯れることなく成長するため、生産地では年に何回も葉を刈り取って、香料の原料としています。

寒さに弱いため日本では栽培が難しく、一年で枯れてしまうこともあるため、苗があまり流通していません。ハーブ専門店で取り扱われていることがある程度です。

シトロネラの和名について

シトロネラは日本では香水茅(こうすいがや)という和名で呼ばれています。

なお、和名は植物を分類し、個体を識別するものではなく、同じ一つの和名でも複数の植物を意味することがあります。、

茅(かや)とはイネ科の植物の総称で、茅の中で香料原料となる植物のことを香水茅という和名で呼んでいます。よって、レモングラスやパルマローザなどの和名も、香水茅になります。

シトロネラ(シトロネーラ)の使い方・活用法の歴史

シトロネラの原産地はインドですが、商業的な農業生産はスリランカで始まりました。

農業生産が始まった時期ははっきりしませんが、19世紀にはヨーロッパに香料として輸出され、Oleum siree(オーリアム・シレー)と呼ばれ、たちまち人気の香料になったそうです。その後、19世紀末頃にジャワに伝わり、ジャワでもシトロネラの農業生産が開始されました。

シトロネラの香料以外の活用法としては、年代は不明ですが原産地であるインドで宗教儀式に活用されていたと言われています。現在はカレーやスープに入れる香辛料としても活用されています。

スリランカではシトロネラの香りを虫が嫌うとして、伝統的に虫よけに使っており、現在も蚊帳にシトロネラの葉を編み込んで使っているそうです。

中国ではリウマチに良い生薬として活用されています。

日本では特に活用の歴史はありませんが、現在は石鹸や芳香剤などの香料や、虫よけスプレーや虫よけキャンドル、蚊取り線香などの虫よけに活用されています。

また、シトロネラとゼラニウムを交配させて作られたカレンソウ(蚊連草、蚊嫌草)という虫よけを目的とした品種の植物があり、ホームセンターや園芸店で販売されています。

シトロネラ(シトロネーラ)精油の特徴

シトロネラ精油の抽出方法

シトロネラの葉から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。基本的には乾燥させ葉から作られますが、生の葉を水蒸気蒸留法で抽出した精油もあります。

精油の色は、セイロン種は茶色がかった黄色~黄色、ジャワ種は薄黄色~無色です。

セイロン種とジャワ種は、含有されている芳香成分の種類や量に違いがあるため色や香りに違いがありますが、精油としての働きや注意事項などに大きな違いはないとされています。

シトロネラ精油の香りの特徴

シトロネラの精油は、セイロン種もジャワ種も爽やかなレモンのような香りですが、二つを比べると、セイロン種は甘く落ち着きのある香りで、ジャワ種の方はシャープで軽やかな香りがします。
また、生の葉から作った精油は、乾燥した葉から作った精油に比べると香りが強く、少し草のきつい香りがします。

シトロネラのデータ

英名 Citronella シトロネラ
和名 香水茅 コウスイガヤ
学名 セイロン種:Cymbopogon nardus キムボポゴン ナルドゥス
ジャワ種:Cymbopogon winterianus キムボポゴン ウィンテリアヌス
別名 ウインターグラス、オーリアム・シレー
科名 イネ科
産地 セイロン種:スリランカ
ジャワ種:インドネシア、グアテマラ、インド、ベトナムなど
精油の抽出部位
ノート * トップ
精油の主な成分 セイロン種:ゲラニオール、リモネン、シトロネロール、カンフェン、ボルネオール、メチルイソオイゲノール、カンファーなど
ジャワ種:シトロネラール、ゲラニオール、シトロネロール、ネロール、メチルイソオイゲノールなど
ブレンド相性 ユーカリなど樹木系の香りやゼラニウムなどフローラル系の香りと相性が良いです。
禁忌・注意 敏感肌の方は使用を控えてください。
猫のいる部屋での使用は控えてください。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

スポンサーリンク

シトロネラ(シトロネーラ)の活用法

シトロネラだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

なおレシピを活用する際は、シトロネラの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

・芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
シトロネラ・・・2滴

コットンに精油のシトロネラを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。アロマデフューザーを使う場合はそれぞれの取り扱い説明書の内容に沿って使用してください。

【おすすめのブレンド】
イランイラン・・・1滴

イランイランは高濃度で使用すると気分不快や頭痛、吐き気を催す場合があります。高濃度のレシピではありませんが、気分不快を感じたときは使用を中止し換気をしてください。

・ルームスプレー

空間にスプレーすることで、速やかに香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってから使ってください。スプレーは肌にはつけないで空間に噴霧してください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
シトロネラ・・・7滴

無水エタノールに精油のシトロネラを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ユーカリラジアタ・・・5滴

ユーカリラジアタは使用上の禁忌事項は特にありません。

・入浴剤

精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。

【レシピ】
天然塩・・・30g
シトロネラ・・・1滴

計量した天然塩に精油のシトロネラを加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ラベンダー・・・2滴

ラベンダーは通経作用があるとされていますので、妊娠初期(妊娠4か月目位まで)の方は使用を控えてください。

シトロネラ(シトロネーラ)の禁忌・注意点

・敏感肌の方
シトロネラにはリモネンやメチルイソオイゲノールなど皮膚刺激を与える可能性のある成分が複数含まれています。敏感肌の方は使用を控えてください。

・猫のいる部屋での使用について
シトロネラに含まれるシトロネラールは猫に有害であると言われています。猫はこの成分が体内に入っても分解できないため、嘔吐などの中毒症状を起こす可能性があると言われていますので、猫のいる部屋での使用は控えてください。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です