クミン(アロマ精油・エッセンシャルオイル)の香り、特徴、使い方、禁忌・注意点など

アロマ精油・エッセンシャルオイル

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クミンの精油は、セリ科のクミンという植物の種(クミンシード)から作られる精油で、別名クミンシードオイルとも呼ばれています。

クミンの種はとても香りが強く、スパイシーな香りがするのですが、蒸留されて精油となるとスパイシーな香りに加えて、甘さもある香りに変わります。

ここではクミンとはどのような植物か?使い方の歴史、クミンの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。

 

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クミンってどんな植物?

クミンはエジプト原産のセリ科の二年草です。細い茎に糸のような繊細な葉を持ち、薄ピンク~白い色の小さな花を咲かせ、花が終わると種を実らせます。

種は長さ5mm程度で長楕円形をしており、スパイシーな香りがします。

クミンは暑さや乾燥に弱く、日本の気候には適していないため、日本での栽培は難しいです。


 

クミンの使い方・活用法の歴史

クミンは活用の歴史の長い植物で、「エーベルスパピルス」という紀元前16世紀頃に書かれたエジプトの医学書の中に名前が登場しているそうです。また、古代エジプトではミイラ作りにも活用されていたと言われています。

クミンは紀元前5~4世紀頃に成立したと言われる旧約聖書の中にも登場しており、収穫の様子が教訓とともに記されています。

中世のヨーロッパにおいては、クミンは男女の貞操を象徴する植物とされており、結婚式の際にポケットにクミンを入れるという習慣があったそうです。

現在は主にエスニック料理やカレーに使うスパイスとして活用されており、日本でもスーパーなどで販売されています。

 

 

クミン精油の特徴

クミン精油の抽出方法

クミンの種から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は淡い黄色です。

クミン精油の香りの特徴

クミンはスパイシーな香りと甘い香りを併せ持つ精油です。

クミン精油の香料・原料データ

英名Cumin クミン
和名馬芹(ばきん)、ウマゼリ
学名Cuminum cyminum
別名ジーラ
科名セリ科
産地インド、エジプト、モロッコなど
精油の抽出部位種子
ノート *ミドル
精油の主な成分クミンアルデヒド、γ-テルピネン、β-ピネン、ミルセン、フロクマリン類など
ブレンド相性カルダモンなどのスパイス系、イランイランなどエキゾチック系の香りと相性が良いです。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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クミンの活用法

クミンだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

レシピを活用する際は、クミンの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
クミン・・・2滴

コットンに精油のクミンを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。

【おすすめのブレンド】
カルダモン・・・1滴

カルダモンは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。

ルームスプレー

部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
クミン・・・8滴

無水エタノールに精油のクミンを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ジャスミン・・・3滴

ジャスミンはエストロゲンという女性ホルモンの分泌に影響を与える可能性があります。女性ホルモンの変動は妊娠の維持や分娩準備に関わりますので妊娠中の方は使用を控えてください。
子宮筋腫などエストロゲン分泌の変化が影響を与える持病のある方は使用を控えてください。

クミンの禁忌・注意点

・妊娠中の方
クミンは文献によっては通経作用があるとされていますので妊娠中の方は使用を控えてください。

・敏感肌の方
クミンに含まれるクミンアルデヒドは皮膚刺激を与える場合がありますので、敏感肌の方は使用を控えてください。また、それ以外の方も使用中に肌に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、ぬるま湯で洗い流してください。

・日中使用する時
クミンに含有されているフロクマリン類には、精油を肌につけて紫外線に当たると皮膚に炎症を起こす、光毒性という性質があります。
日中に使用する場合は精油を使用した後、日焼け止めを塗るなどUVケアを行ってください。
 


クミン
精油 アロマ エッセンシャルオイル

 

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