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カルダモンはスパイスとしてとても有名で「スパイスの女王」とも呼ばれていますが、精油としても爽やかな香りを持っています。
カルダモンという名前はギリシャ語の「kardamamomon」という言葉が由来であると言われています。この言葉の解釈に関しては「karda」は心臓を、「amomon」は生薬を意味しており、心臓によい生薬という意味でつけられたという説や、カルダモンの種が心臓のような形をしていることからつけられたという説、または「amomon」は生薬ではなく、欠点がないという意味で、欠点のない最高のスパイスという意味でつけられたという説があります。
ここではカルダモンとはどのような植物か?使い方の歴史、カルダモンの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。
カルダモンってどんな植物?
カルダモンは別名グリーンカルダモンと呼ばれているショウガ科の多年草です。
アジアの熱帯地域が原産で、草丈は4m程度、一センチ程度のさやの中に10粒程度の黒い種を実らせます。カルダモンにはブラックカルダモンと呼ばれるものもあるのですが、グリーンカルダモンとは別の種類の植物です。
単にカルダモン、と呼ぶ時には一般的にグリーンカルダモンのほうを意味します。
カルダモンは熱帯雨林のような環境で育つため、日本での栽培は難しいとされています。

カルダモンの使い方・活用法の歴史
カルダモンは最古のスパイスの1つと言われており、古代エジプト時代には神に捧げるための神聖な香りとして活用されていたとされています。
中医学(中国を中心とする東アジアで行われてきた伝統医学)やアーユルヴェーダ(世界三大伝統医学のひとつであるインド大陸の伝統的医学)では何千年も前から使われていたと言われており、現在も「ショウズク」という名前で健胃作用のある漢方薬として活用されています。
ヨーロッパにはギリシャ人が東南アジア地域から持ち込んだことで伝わったと言われており、伝わった年代ははっきりしませんが、当時は口臭予防や解毒剤、消化器の不調に使う薬として活用していたとされています。
また、ベドウィンと呼ばれるアラブ系の遊牧民族の間では、来客をカルダモンを入れたコーヒーでもてなす習慣があるそうです。この習慣がいつ頃からあるものかはわかりませんが、最上のカルダモンを使っていることを相手に見せることで、歓迎していることを伝えるのだそうです。
現在、カルダモンは主に料理用スパイスとして活用されており、ヨーロッパではマフィンやケーキ、カルダモンロールやプッラという甘い菓子パンなどに、インドではチャイやカレーなどに使っています。
日本にはカルダモンはショウズクという名前で生薬として伝わったとされていますが、いつ頃伝わったのかなど、詳細ははっきりしていません。現在は日本でも主に料理用スパイスとして活用されており、カルダモンの種をパウダー状にしたものをスーパーなどで買うことができます。
カルダモン精油の特徴
カルダモン精油の抽出方法
カルダモンの種子から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は無色~薄い黄色です。
カルダモン精油の香りの特徴
カルダモンはショウガのようなスパイシーな香りに少し柑橘のような香りが合わさったような爽やかな香りです。時間が経過すると香りに甘みが出てきます。
カルダモン精油の香料・原料データ
英名 | CardamomC カルダモン |
和名 | ショウズク(小荳蒄) |
学名 | Elettaria cardamomum |
別名 | – |
科名 | ショウガ科 |
産地 | スリランカ、インド、グアテマラなど |
精油の抽出部位 | 種子 |
ノート * | ミドル |
精油の主な成分 | α-酢酸テルピニル、1.8シネオール、リモネン、リナロール、α-ピネン、β-ピネン、α-テルピネオールなど |
ブレンド相性 | ベルガモットなどの柑橘系、コリアンダーなどのスパイス系と相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
カルダモンの活用法
カルダモンだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
レシピを活用する際は、カルダモンの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
カルダモン・・・2滴
コットンに精油のカルダモンを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
コリアンダー・・・1滴
コリアンダーには少量ですが神経毒性が示唆されているケトン類という成分が含まれています。妊娠中、授乳中の方は使用を控えてください。
ルームスプレー
部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。
【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
カルダモン・・・7滴
無水エタノールに精油のカルダモンを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
ベルガモット・・・5滴
ベルガモットは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
カルダモンの禁忌・注意点
・敏感肌の方
カルダモンには1.8シネオールやリモネンなど皮膚刺激を与える可能性のある成分が含まれていますので、敏感肌の方は使用を控えてください。