ジャスミンサンバック(アロマ精油・エッセンシャルオイル)の香り、特徴、使い方、禁忌・注意点など

精油ジャスミンサンバックの香り、特徴、使い方、禁忌・注意点

ジャスミンサンバックはぽってりとした厚みのある白い花びらと、甘い香りが特徴の熱帯植物です。ジャスミンサンバックの花から採れる精油は軽やかな甘い香りで、主に香水の香料として活用されています。

また、ジャスミンサンバックの花はジャスミンティーやさんぴん茶(沖縄の方言でジャスミン茶の一つ)の香り付けにも使われており、香水や精油を使ったことがない人にも馴染みのある香りです。

ここではジャスミンサンバックとはどのような植物か?ジャスミンサンバックの精油の香りや特徴、使い方・活用法や、使用する時の注意点などについて紹介します。

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ジャスミンサンバックってどんな植物?

ジャスミンサンバックはアラビアからインド地域が原産の半つる性の常緑低木で、熱帯気候に適し、耐暑性に優れています。

アジアの温暖な気候の地域や、ハワイに生息していますが、日本は気候が適していないため、生息地とはなっていないようです。

草丈は1~3m程度、花は甘い香りが強く、大きさは2.5~3㎝程度、花びらは白く厚みがあります。

ジャスミンサンバックの花の咲き方には品種により一重咲き、半八重咲き、八重咲きがあり、咲き方によって花びらの数に違いがありますが、いずれの場合も夕方頃に開花し、朝になるとしぼんで落ちてしまいます。

ジャスミンサンバックの使い方・活用法の歴史

ジャスミンサンバックは古代インドではMali(マリ)と呼ばれ、女性の髪飾りや、宗教儀式に使うお香として活用されていたと言われています。

現在、インドではMogra(モグラ)と呼ばれており、お香や香水の原料として栽培されています。

タイでは、現在もMaliと呼ばれ、王妃の誕生日である母の日には、ジャスミンサンバックで作った花輪を母親に送る習慣があるそうです。

またフィリピンとインドネシアでは国花であり、フィリピンでは、主要言語であるタガログ語で「永遠の愛を誓う」という意味のSampaguita(サンパギータ)という名で呼び、女性への贈り物や結婚式などに使い、インドネシアではMeiati(メラティ)と呼び、花嫁の首飾りにしたり、葉をお茶にして飲んでいるそうです。

中国では茉莉花(モーリーホア)と呼ばれ、花を漢方薬としたり、ジャスミンティーとして活用しています。

なおジャスミンティーとは、ジャスミンサンバックの花や葉のお茶ではなく、緑茶や紅茶の葉とジャスミンサンバックのつぼみを混ぜ合わせて一定時間置いて、茶葉に香りが移ったらつぼみは取り除き、香りが移った茶葉で作るお茶のことです。

ジャスミンティーは宋時代(960~1279年頃)から飲まれているそうで、清時代(1616~1911年頃)には、当時の権力者である西大后(せいたいこう)が好んで飲んでおり、外国からの使節にお土産としてジャスミンティーを渡していた、とも言われています。

またジャスミンサンバックはハワイでも活用されており、Pikake(ピカケ)と呼ばれ、花嫁がつけるレイ(花の首飾り)に使われているそうです。

日本には中国から伝わりました。琉球王国時代(1429~1879)には沖縄に伝わったと言われており、さんぴん茶として飲んでいたそうです。

現在は、お茶や焼酎などの飲料の香り付けに使ったり、香水の香料、観葉植物として活用しています。

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ジャスミンサンバック 精油の特徴

ジャスミンサンバック精油の抽出方法

ジャスミンサンバックの精油は、花から冷浸法(アンフルラージュ法)か有機溶剤抽出法で精油を抽出します。

どちらの抽出法であっても、精油の香りや性質に大きな違いはなく、やや粘り気があり、色はオレンジ色です。

なお、冷浸法(アンフルラージュ法)は作業に多大な労力と費用が掛かるため、現在はほとんど行われておらず、流通しているジャスミンサンバックの精油の多くは、有機溶剤抽出法で抽出されたものになります。

ジャスミンサンバックはどんな香り?精油の香りの特徴

ジャスミンサンバック精油は甘い香りと、草のような香りを併せ持っており、ジャスミン精油よりも軽やかでフレッシュな印象の香りです。

ジャスミンサンバックのデータ

原料の英名 Arabian jasmine アラビアンジャスミン
精油の英名 Jasmine sambac Absolute ジャスミンサンバックアブソリュートまたはAbsolute Jasmine sambac アブソリュートジャスミンサンバック
和名 茉莉花 マツリカ
学名 Jasminum sambac ヤスミウムサンバック
別名 モグラ、ピカケ、マリ、サンパギータ
科名 モクセイ科
産地 インド、中国など
精油の抽出部位
ノート * ミドル~ベース
精油の主な成分 酢酸ベンジル、ベンジルアルコール、ファネソール、リナロール、安息香酸ベンジル、インドールなど
ブレンド相性 レモンなど柑橘系の香りやゼラニウムなどフローラル系の香りと相性が良いです。
禁忌・注意 妊娠中の方は使用を控えてください。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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ジャスミンサンバックの活用法

ジャスミンサンバックだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

なおレシピを活用する際は、ジャスミンサンバックの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
ジャスミンサンバック・・・1滴

コットンに精油のジャスミンサンバックを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。アロマデフューザーを使う場合はそれぞれの取り扱い説明書の内容に沿って使用してください。

【おすすめのブレンド】
オレンジスイート・・・3滴

オレンジスイートは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。

ルームスプレー

部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
ジャスミンサンバック・・・4滴

無水エタノールに精油のジャスミンサンバックを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ラベンサラ・・・8滴

ラベンサラは使用上の禁忌事項は特にありません。

入浴剤

精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。

【レシピ】
天然塩・・・30g
ジャスミンサンバック・・・1滴

計量した天然塩に精油のジャスミンサンバックを加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ローズ・オットー・・・1滴

ローズ・オットーは通経作用があるとされていますので、妊娠中の方は使用を控えてください。

ジャスミンサンバックの禁忌・注意点

・妊娠中の方
ジャスミンサンバックは文献によっては通経作用や、分娩を促進する働きがあるとされています。妊娠中の方は使用を控えてください。

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