和精油・和風エッセンシャルオイルとは?和精油ブランド、おすすめポイント

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和精油とはヒノキやユズなど、日本産の植物を使って作られた精油のことです。

和精油は、日本人が長年親しんできた植物を使った精油ですので、どこか懐かしく、安心感があるため、老若男女問わず好まれています。

和精油の一番の特徴は、日本産の植物を使っていること、またそれにより地域経済の活性化や自然環境の保全に貢献できることです。

和精油の原料には、規格外の大きさの農産物や、間伐材(木が密集しすぎた森林を整備するために間引かれた木)が利用されているものもあります。

これらは見た目が不ぞろい、大きさが不十分、などの理由で食用や材木など本来の活用法には適さないため破棄されることもありました。しかし、精油にして販売することで、生産地域の新たな収入源が増え、雇用も発生し、地域経済の活性化に繋がりました。

また間伐材を利用することは、精油製造のために木を過剰伐採して森林を破壊するというリスクが避けられ、森林整備が充実するなどのメリットもあります。

さらに、精油メーカー以外に果樹園などが特産品を使った精油を製造、販売することで、地域おこしにも貢献しています。

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和精油の種類

和精油の種類について代表的なものを紹介します。

ヒノキ(檜)

ヒノキ精油はヒノキの枝や葉から採れる精油で、ヒノキの木材そのものに近い香りがします。

学名 Chamaecyparis obtuse カマエキパリス オブツーサ
主な精油成分 α-ピネン、δ-カジノール、リモネン、テルピネン-4-オールなど
精油の抽出方法 水蒸気蒸留法
ノート * ミドル
注意・禁忌事項 妊娠中の方は使用を控えてください。
敏感肌の方は使用を控えてください。

ユズ(柚子)

ユズ精油はユズの果皮から採れる精油で、甘酸っぱい柑橘系の香りで、ユズ風呂に入っている時のような香りがします。

学名 Citrus junos キトルス ユノス
主な精油成分 リモネン、γ-テルピネン、リナロールなど
精油の抽出方法 圧搾法
ノート * トップ
注意・禁忌事項 敏感肌の方は使用を控えてください。
精油を肌につけた状態で紫外線に当たると皮膚に炎症を起こす、光毒性という性質があります。肌につけた状態で紫外線に当たらないようにしてください。

シソ(紫蘇)

シソ精油はシソの葉や茎の部分から採れる精油で、シソの葉そのものに近い、清々しい香りがします。

学名 Perilla frutescens ペリラ フルテッシャンズ
主な精油成分 ペリラアルデヒド、リモネン、β-カリオフィレンなど
精油の抽出方法 水蒸気蒸留法
ノート * ミドル
注意・禁忌事項 皮膚刺激が強いので皮膚につけないようにしてください。

コウヤマキ(高野槙)

コウヤマキはマツの一種で、別名ホンマキとも呼ばれる木の幹から採れる精油です。
森林浴をしているような爽やかな香りがします。

学名 Sciadopitys verticillata スキアドピティス ウェルティキラタ
主な精油成分 α-ピネン、リモネン、リモネン、カリオフィレンなど
精油の抽出方法 水蒸気蒸留法
ノート * ミドル
注意・禁忌事項 妊娠中の方は使用を控えてください。 
敏感肌の方は使用を控えてください。

クロモジ(黒文字)

クロモジはクスノキ科のクロモジという木の枝や葉から採れる精油です。
クロモジは落ち着きのある樹木の香りに、柑橘の香りや花の甘い香りが加わったような香りです。

学名 Lindera umbellata リンデラ ウンベルラータ
主な精油成分 リナロール、α-ピネン、リモネン、ゲラニオール、1.8シネオール
カルボン、酢酸リナリルなど
精油の抽出方法 水蒸気蒸留法
ノート * ミドル
注意・禁忌事項 妊娠中、授乳中の方は使用を控えてください。   
てんかん発作を起こしたことがある方は使用を控えてください。
低血圧の方は血圧が下がることで気分不快を感じる可能性があります。

青森ヒバ

青森ヒバは青森県内に生息するヒノキ科のヒノキアスナロという木から採れる精油で、ヒノキに似た樹木の香りがします。

学名 Thujopsis dolabrata トゥヨプシス ドラブラタ
主な精油成分 ツヨプセン、セドロール、セドレン、ヒノキチオールなど
精油の抽出方法 水蒸気蒸留法
ノート * ミドル
注意・禁忌事項 敏感肌の方は使用を控えてください。

ゲットウ(月桃)

ゲットウは沖縄に生息するショウガ科の植物から採れる精油で、すっきりとしたショウガのような香りがします。

学名 Alpinia zerumbet アルピニア ゼルンペット
主な精油成分 テルピネン-4-オール、1.8シネオール、リナロールなど
精油の抽出方法 水蒸気蒸留法
ノート * ミドル
注意・禁忌事項 特にありません。

 
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早く持続時間は短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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和精油のブランド

和精油の代表的なブランドを紹介します。

yuica(ユイカ)

yuicaは岐阜県で和精油の販売や和精油に関するスクールを運営している正プラス株式会社のブランドです。
和精油の他に和精油を使った香水や化粧品なども販売しています。

NIKKA(ニッカ)

NIKKAは大阪でアロマテラピースクールやアロマテラピーサロンを運営しているMoonleafという会社のブランドです。和精油の他に、ヒノキの芳香蒸留水なども販売しています。

生活の木

生活の木はアロマの資格取得スクールやアロマ関連商品を取り扱う店舗を全国に展開している国内最大手の精油メーカーです。メインとなる製品はラベンダーなどの海外の精油ですが、ユズやヒノキなど和精油も製造、販売しています。

和精油のおすすめポイント

和精油のおすすめポイントは、香りが穏やかであること、馴染みのある香りであることです。

日本はヨーロッパに比べ、強い香りの香水を使う習慣が少ないため、ローズやジャスミンなど濃厚な香りの精油は、精油や香水を使い慣れていない人には匂いが強すぎて不快と感じる場合があります。

その点、和精油は木や柑橘をそのまま嗅いだ時のような穏やかな香りですので、強い香りが苦手な方におすすめです。

和精油の原料はヒノキやユズなど日本人が長年生活の中で活用してきた植物で、多くの方が嗅いだことのある香りです。

私達は馴染みのない香りには違和感があったり、不快と感じたりしますが、幼いころから慣れ親しんできた香りは心地よさや安心感を得られます。

和精油の香りは老若男女問わず好まれやすいので、リビングなど共有スペースに置くことで、みんなで香りを楽しむことができます。

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