紫蘇(シソ)の精油、ハーブ、スパイス

紫蘇(シソ)とは

シソは、元々は、食中毒や咳止めに効く薬用植物として活用されていましたが、現在は、薬味など食用として使うことが主流で、日本人にはとても馴染みが深く、人気の高いハーブです。

一方、シソの葉や茎からシソの葉の清々しい香りを持つ精油が採れますが、アロマセラピーや香料としてあまり活用されてはいませんでした。

しかし、近年和精油が注目されるようになり、シソ精油も徐々に活用されるようになってきました。

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紫蘇(シソ)ってどんな植物?

シソは中国原産のシソ科の一年草です。草丈は80㎝程度で、8月~9月頃にピンク色の小さな花を咲かせます。

葉は丸みのある形で、ふちにギザギザとした切れ込みがあります。

葉の色が緑色のものは青じそ、大葉と呼び、赤いものは赤じそ、色に関わらず葉の表面が縮れた形をしているものをちりめんじそと呼びます。

紫蘇(シソ)ってどんな植物?

シソという名前は「食中毒で死にかけていた若者に、たまたま通りかかった医者がシソを煎じた紫色の薬を飲ませたら食中毒が治った(蘇った)」という中国の昔話が由来となっており、紫色の蘇りの薬、という意味で紫蘇(シソ)と名付けられたと言われています。

紫蘇(シソ)の分布

シソは日本、中国、韓国、ベトナムなど東南アジア地域に分布しています。

紫蘇(シソ)の育て方、栽培

シソは日本の気候や土壌に適した植物で、日本各地で栽培が可能です。

シソの種や苗はホームセンターなどで簡単に入手でき、地植えでも鉢植えでも育てることができます。

種まきは4月~5月頃で、収穫時期は7月~10月頃です。草丈が30㎝位になったら葉の収穫をすることができます。

シソは丈夫で育てやすい植物ですが、乾燥にはあまり強くないので土が乾く前に水をあげる必要があります。

紫蘇(シソ)の使い方、活用法の歴史

シソは原産地である中国では古くから薬用植物として活用されていました。

いつから活用されているか不明ですが、三国志に登場する華佗(かだ)という医者がシソを食中毒の薬として使っていたと言われており、三国志の舞台となっているのは後漢時代(25~220年)の末期頃ですので、その頃には薬用植物として活用されていたのではないかと考えられています。

現在も中医学ではシソの葉は紫蘇葉(しそよう)、種は紫蘇子(しそし)という漢方薬として風邪薬や利尿薬として活用されています。

日本には中国から伝わったとされています。

伝来した年代は不明ですが、縄文時代(約12000年前~2500年前頃)の遺跡とされる福井県の鳥浜貝塚からシソの種が発掘されており、その頃には日本に存在していたと考えられています。

また、10世紀頃、平安時代になると、シソの葉は咳止めの薬として、シソの種から採取した油は照明用の灯火を焚く油として使われていたと言われています。
また、当時書かれた「延喜式(えんぎしき)」という書物にはシソを栽培していた、という内容が記載されています。

さらに、17世紀頃、江戸時代になると、当時書かれた「農業全書」という書物に「梅漬けやしほみそ(塩味噌)につけたものはさまざまな料理に使え」など食用としての活用法が記載されています。

現在日本ではそのまま食材としたり、ドレッシングなどの加工品にするなど、主に食用として活用されています。

紫蘇(シソ)のデータ

英名 Perilla
和名 紫蘇
学名 Perilla frutescens ペリラ フルテッシャンズ
別名 ジャパニーズバジル
科名 シソ科
産地 日本、中国など
精油の抽出部位 葉、茎
ハーブ利用部位 葉、茎
スパイス利用部位
主な精油成分 ペリラアルデヒド、リモネン、β-カリオフィレンなど
ノート * ミドル
精油の使用方法 芳香浴に使用可。
ハーブの使用方法 食用として使用可。
スパイスの使用方法

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早く持続時間は短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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禁忌・使用時の注意点

シソ独特の香りの素となっているのは全成分の約半分を占めているペリラアルデヒドという成分ですが、この成分は皮膚刺激の強い成分でもあります。

そのため、精油のシソは皮膚につけないようにしてください。

精油シソの特徴

精油のシソはシソの葉や茎の部分から水蒸気蒸留法で抽出され、色は淡い黄色、シソの葉のような清々しい香りがします。

精油のシソは青じそ、赤じそ、ちりめんじそが原料となりますが、いずれのシソを原料としても成分や色、香りに大きな差はありません。

シソ独特の香りの素となっているのは全成分の約半分を占めているペリラアルデヒドという成分です。この成分は皮膚刺激の強い成分でもあるためシソ精油は皮膚につける使い方には適していません。

紫蘇(シソ)の精油としての活用法

シソだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

なお、レシピを活用する際は、シソの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
シソ・・・2滴

コットンに精油を垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。アロマデフューザーを使う場合はそれぞれの取り扱い説明書の内容に沿って使用してください。

【おすすめのブレンド】
ジュニパーベリー・・・2滴

ジュニパーベリーは通経作用があるとしている文献もありますので、妊娠中の方は使用を控えてください。また、腎臓に負担をかける可能性がありますので腎臓に持病のある方は使用を控えてください。

ルームスプレー

空間にスプレーすることで、速やかに香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってから使ってください。
スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
シソ・・・5滴

無水エタノールに精油のシソを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
グレープフルーツ・・・7滴

グレープフルーツの精油を肌につけて日光に当たると炎症を起こす可能性があります。精油は肌につけないよう注意してください。

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紫蘇(シソ)のハーブとしての活用法

刺身のツマとして

シソには殺菌作用があるとして、刺身のツマに活用されています。シソの葉はそのまま使うより、刻んだほうが殺菌効果を発揮できるとされています。

料理の薬味、食材として

シソはビタミンAやビタミンC、β-カロテンなど栄養が豊富なハーブです。

生でも加熱しても食べられますが、ビタミンCは加熱で壊れやすく、水に溶けだしやすい性質があります。

よって、長時間加熱したり、煮汁を捨てる調理方法は適していませんので、シソを加熱して食べる時には、短時間で加熱するか、煮汁も食べられるスープのような調理方法にしてください。

ハーブティーとして

シソの葉を煮出すと、ハーブティーとして楽しめます。シソのハーブティーはハーブショップやお茶屋さんなどで購入できますし、青じそや赤じその葉を買って自分で手作りすることもできます。

【手作りシソ茶のレシピ】
シソの葉(青じそ、赤じそどちらでも可)・・・10~15枚
水・・・350ml

シソの葉をよく洗い、鍋で3分程度煮る。ざるなどで葉を濾して完成。
温かいままでも、冷やしてもおいしくいただけます。
シソの葉は生でも乾燥したものでもかまいません。乾燥させたい時はシソの葉をよく洗ったあと、風通しのよいところに一週間程度干してください。


一十八日和精油 シソ-紫蘇- 3ml
エッセンシャルオイル

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