[本ページはプロモーションが含まれています]
フラゴニア精油はアゴニスフラグランスという植物から採れる精油です。
アゴニスフラグランスは、生息する環境によって含有される成分が大きく異なる植物で、1.8シネオール、α-ピネン、リナロールという成分が約1:1:1の比率で配合されている種類から採った精油だけをフラゴニア精油と呼びます。
これらの成分はいずれも抗菌作用をもっており、この比率のおかげでフラゴニア精油は優れた抗菌作用と穏やかな甘い香りが両立できていると言われています。
抗菌作用に優れているとされる精油は消毒薬のような香りや、鼻に刺激を感じるような強い香りのものが多いため、そのような香りが苦手な方におすすめの精油です。
ここではフラゴニアとはどのような植物か?フラゴニアの精油の香りや特徴、使い方・活用法や、使用する時の注意点などについて紹介します。
フラゴニアってどんな植物?
フラゴニアはオーストラリア原産の低木で、西オーストラリアの沿岸地域にのみ生息しています。
樹高は1~3m、地面から複数の細い枝が上に向かって真っすぐ伸びています。枝の周りには幅の狭い楕円形の小さな葉がついており、葉を揉むと、ほんのり甘い草の香りがします。
花びらは5枚、色は白く、中央がピンク色をしています。花は枝の中頃から先端部に咲いており、複数の花が球状に集合して咲きます。
フラゴニアの使い方・活用法の歴史
アゴニスフラグランスはいつから活用されているか不明ですが、オーストラリアの原住民アボリジニ達は伝統医療で使う薬草として活用していたと言われています。
生育環境によって含有成分が異なる性質であるため、個体によって精油の香りや性質に差がありましたが、その中でも1.8シネオール、α-ピネン、リナロールが約1:1:1の比率で配合されている個体から採れる精油が最も品質が良いとされていました。
20世紀になると、オーストラリアの香料植物生産者のMr.デイと、フランスの医師でありアロマセラピーの専門家でもあるペノエル博士の研究によって、品質のよい精油を抽出できるアゴニスフレグランスのみを安定して栽培できるようになり、完成した品種からとれる精油はフラゴニア精油と名付けられました。
この研究により品質のよいアゴニスフラグランスの大量栽培が可能になり、2001年頃からオーストラリアで精油原料とするために大規模農園で栽培が開始され、2006年頃にはフラゴニア精油は世界各地に流通するようになりました。
主にアロマセラピーや化粧品用香料として使われていますが、抗菌作用を期待してマスクスプレーにも配合されています。
マスクに!抗菌・除菌アロママスクスプレー
お部屋やマスクに吹きかけて
除菌・抗菌力アップに使える
感染予防・抗ウイルス・リラックス
マスクの防臭・アロマ効果
フラゴニア(Fragonia)【5ml】オーガニック
アロマ 精油 エッセンシャルオイル
フラゴニア精油の特徴
フラゴニア精油の抽出方法
フラゴニアの葉や枝から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。
フラゴニア精油の香りの特徴
爽やかな森の香りに、軽やかな甘さが加わった優しい香りです。ほんのりと樟脳のような香りがします。
フラゴニア精油の香料・原料データ
英名 | Fragonia フラゴニア |
和名 | – |
学名 | Agonis fragrans アゴニス フラグランス |
別名 | – |
科名 | フトモモ科 |
産地 | オーストリアなど |
精油の抽出部位 | 葉、枝 |
ノート * | トップ~ミドル |
精油の主な成分 | 1.8シネオール、α-ピネン、リナロール、β-ピネン、テルピネン-4-オール、ミルティノールなど |
ブレンド相性 | ラベンダーなどフローラル系の香りやグレープフルーツなど柑橘系の香りと相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
フラゴニアの活用法
フラゴニアだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
またレシピを活用する際は、フラゴニアの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
フラゴニア・・・2滴
コットンに精油のフラゴニアを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
ネロリ・・・1滴
ネロリは女性ホルモンの分泌に影響を与える可能性があります。女性ホルモンの変動は妊娠の維持や出産に関りますので妊娠中の方は使用を控えてください。
ルームスプレー
部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。
【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
フラゴニア・・・8滴
無水エタノールに精油のフラゴニアを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
グレープフルーツ・・・5滴
グレープフルーツは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
入浴剤
精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。
【レシピ】
天然塩・・・30g
フラゴニア・・・2滴
計量した天然塩に精油のフラゴニアを加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
ラベンダー・・・1滴
ラベンダーは通経作用があるとされていますので、妊娠初期(妊娠4か月位まで)の方は使用を控えてください。
フラゴニアの禁忌・注意点
使用上の禁忌・注意事項は特にありません。