キャロットシード(ワイルドキャロット)アロマ精油エッセンシャルオイルの香り特徴使い方、禁忌注意点など

アロマ精油・エッセンシャルオイル

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キャロットシード(ワイルドキャロット)の精油は土と草が混ざりあったような個性的な香りですが、優れたスキンケア作用があるとされており、アロマセラピーにおいて人気が高く、活用機会の多い精油です。

ワイルドキャロットは「アン女王のレース」とも呼ばれ、由来には諸説ありますが、一説には花の様子がレースのようであったため、レース編みが得意であった英国のアン女王の名前をつけたと言われており、真ん中の赤い花は、女王が誤って指をさし、血が流れたためと言われています。

ここではキャロットシードとはどのような植物か?使い方の歴史、キャロットシードの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。

 

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キャロットシード(ワイルドキャロット)ってどんな植物?

キャロットシードとはワイルドキャロットというセリ科の二年草から採れる種のことです。草丈は1.5m程度、左右に切れ込みが入った葉を持ち、根は白く、直径は3㎝程度です。茎の先端に小さい白い花を密集して咲かせるのですが、集合体の中央部だけ赤い花が咲きます。

なぜ中央だけ赤い花が咲くのかという理由については、受粉に必要な昆虫を引き寄せるためという説や特に役割はないという説があり、まだ議論に決着はついていないようです。

ワイルドキャロットはヨーロッパ原産ですが現在は世界各地に繁殖しており、日本にも自生しています。


 

キャロットシード(ワイルドキャロット)の使い方・活用法の歴史

キャロットシードは紀元前からハーブとして活用されていたのではないか、と言われていますが、情報は少なく詳細な活用法についてはわかりません。

現在は主に精油の原料として活用されています。

ヨーロッパでは食用のスパイスとして活用することもあるそうですが、日本では特に活用されていません。

日本に伝わった年代は不明ですが、昭和初期頃には存在しており、植物学者の牧野富太郎によって「ノラニンジン」という和名がつけられています。

 

 

キャロットシード(ワイルドキャロット)精油の特徴

キャロットシード(ワイルドキャロット)精油の抽出方法

乾燥させた種から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は黄色~琥珀色です。

キャロットシード(ワイルドキャロット)精油の香りの特徴

キャロットシード(ワイルドキャロット)は土の香りと、草の匂いが混ざりあったような香りで、漢方薬のような香りと表現されることもあります。少し個性的で好き嫌いが分かれやすい香りです。

キャロットシード(ワイルドキャロット)精油の香料・原料データ

英名Carrot seed キャロットシード
Wild Carrot ワイルドキャロット
和名ノラニンジン(野良人参)
学名Daucus carota
別名
科名セリ科
産地フランス、オランダ、ハンガリーなど
精油の抽出部位種子
ノート *ミドル
精油の主な成分カロトール、α-ピネン、β-ピネン、酢酸ゲラニルなど
ブレンド相性オレンジ・スイートなどの柑橘系、ローズマリーなどハーブ系の香りと相性が良いです。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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キャロットシード(ワイルドキャロット)の活用法

キャロットシード(ワイルドキャロット)だけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

レシピを活用する際は、キャロットシードの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
キャロットシード・・・1滴

コットンに精油のキャロットシードを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。

【おすすめのブレンド】
オレンジ・スイート・・・2滴

オレンジ・スイートは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。

ルームスプレー

部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
キャロットシード・・・4滴

無水エタノールに精油を混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ローズマリー・シネオール・・・8滴

ローズマリー・シネオールは神経毒性を持つケトン類が少量含まれていますので、妊娠中の方は使用を控えてください。月経過多、高血圧、てんかんの既往がある方も使用を控えてください。

入浴剤

精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。

【レシピ】
天然塩・・・30g
キャロットシード・・・1滴

計量した天然塩に精油のキャロットシードを加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。

【おすすめのブレンド】 
プチグレン・・・2滴

プチグレンは使用上の禁忌事項は特にありません。

キャロットシード(ワイルドキャロット)の禁忌・注意点

・妊娠中の方
キャロットシードは文献によっては通経作用があるとされていますので妊娠中の方は使用を控えてください。
 
・エストロゲンが原因で悪化する病気をお持ちの方
カロトールは女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに影響を与える可能性があります。子宮筋腫などエストロゲンが原因で症状が悪化する病気がある方は使用を控えてください。 


キャロットシード
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