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ホーリーバジルはバジルの仲間で、原産地のインドでは「比べる物がないほど素晴らしいもの」という意味の、トゥルーシーという名前で呼ばれています。
バジルという名前は、王に相応しい香り、王宮で使われる香りという意味で、古代ギリシャ語で「王様」を意味するbasileus(バシレウス)から名づけられたと言われており、バジルの中でも神に捧げる草として活用されていた品種を、他のバジルと区別して、聖なるという意味のホーリーをつけて呼ぶようになったと言われています。
ホーリーバジル精油はあまり流通してはいませんが、ストレスケアや免疫力を高めたい時に役立つ香りだとされています。
ここではホーリーバジルとはどのような植物か?ホーリーバジルの精油の香りや特徴、使い方・活用法や、使用する時の注意点などについて紹介します。
ホーリーバジルってどんな植物?
ホーリーバジルはアジアやオーストラリア原産の植物です。
品種が多く、主な品種に葉や茎が紫色のクリシュナトゥルーシー、葉が薄い緑色のラクシュミトゥルーシー、茎が赤紫色のガパオデーンなどがあります。
草丈は20~60㎝、茎は細くまっすぐで、茎の周りに産毛のような細かい毛が生えています。茎の根元部分に産毛はなく、木のような質感になっています。
葉は卵型で大きさ5㎝程度、周囲にノコギリの歯のようなギザギザとした小さな切れ込みが入っています。
花は白やピンク色、薄紫色で、茎の先端部に複数の花が円錐形に集合して咲きます。
花が終わると1つの房に4個程度の種が実り、種は水を含むと周囲にゼリーのような膜を作ります。
本来は一度植えれば数年間枯れずに育つ多年草ですが、日本では冬の気温が低すぎて冬越しできず1年で枯れてしまいます。
ホーリーバジルの使い方・活用法の歴史
ホーリーバジルはインドでは5000年以上前から様々な病を治す万能ハーブや神に捧げる聖草として扱われてきました。
インドには「家にホーリーバジルがあれば、病気や不幸はその家に入ってくることができない」という諺があり、現在でも家庭や寺院の庭にホーリーバジルを植える習慣があるそうです。
インドの伝統医療アーユルヴェーダでは、免疫力を高めたり、頭脳を明晰にする働きがあるハーブとされているそうです。
インドではホーリーバジルは神に捧げる草、聖草としても活用されています。
またホーリーバジルはインドの主要宗教であるヒンドゥー教においては、ヒンドゥー教の神ヴィシュヌの妻ラクシュミの化身とされ、聖草とされています。そのため、ヒンドゥー教の中でもヴィシュヌを最高神として崇拝しているヴィシュヌ派の人々にとっては特別な存在であり、神の加護を受けるためにホーリーバジルの茎や根で作った飾りを身につけることもあるそうです。
タイではガパオと呼ばれており、いつからかは不明ですがスープや炒め物に使う料理用ハーブとして活用されています。
日本ではほとんど知られていない植物でしたが、2000年頃エスニック料理の人気が高まるとともに広く知られるようになりました。特にタイ料理のパッガパオガイ(鶏肉のホーリーバジル炒め)は、日本でアレンジされガパオ、またはガパオライスと呼ばれ人気になりました。
現在は世界各地で主に料理用ハーブとして活用されています。
また、ホーリーバジルはアダプトゲンハーブ(ストレスへの抵抗力を高めることや免疫活性に優れた働きを持つハーブ)の一種とされており、免疫力向上やストレスケアを目的としたハーブティーやサプリメントの原料としても世界各地で活用されています。

ホーリーバジル (クリシュナ種) 粉末 インド産
フリーズドライ マギー アダプトゲン トゥルシー
ハーブティー お茶

HOLY BASIL トゥルシー カミメボウキ エキス

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ホーリーバジル精油の特徴
ホーリーバジル精油の抽出方法
ホーリーバジルの花と葉、もしくは全草から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は薄黄色~薄黄緑色です。
ホーリーバジル精油の香りの特徴
スパイシーな香りに甘さが加わったような香りです。ほんのり消毒のような香りが感じられます。漢方薬のような香りと表現されることもあります。
ホーリーバジル精油の香料・原料データ
英名 | Holy Basil ホーリーバジル |
和名 | 神目箒 カミメボウキ |
学名 | Ocimum sanctum オキムム サンクタム Ocimum tenuiflorum オキムム テヌイフロラム |
別名 | トゥルーシー、トゥラシー、ガパオ |
科名 | シソ科 |
産地 | インド、ネパール、オーストラリアなど |
精油の抽出部位 | 花と葉、もしくは全草 |
ノート * | トップ~ミドル |
精油の主な成分 | オイゲノール、β-カリオフィレン、α-ヒュムレン、ゲルマクレンD、リナロール、メチルオイゲノールなど |
ブレンド相性 | ローズ・オットーなどフローラル系の香りやベルガモットなど柑橘系の香りと相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
ホーリーバジルの活用法
ホーリーバジルだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
またレシピを活用する際は、ホーリーバジルの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
ホーリーバジル・・・2滴
コットンに精油のホーリーバジルを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
ローズ・オットー・・・1滴
ローズ・オットーは女性ホルモンの分泌に影響を与える可能性があります。女性ホルモンの変動は妊娠の維持や出産に関りますので妊娠中の方は使用を控えてください。
ルームスプレー
部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。
【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
ホーリーバジル・・・3滴
無水エタノールに精油のホーリーバジルを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
ベルガモットフロクマリンフリー・・・8滴
ベルガモットは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
ホーリーバジルの禁忌・注意点
・妊娠中、授乳中の方、小児への使用について
ホーリーバジルに含まれるメチルオイゲノールは神経毒性を引き起こす可能性がありますので、妊娠中、授乳中の方や小児への使用は控えてください。
・敏感肌の方
オイゲノール、メチルオイゲノールなど皮膚刺激を与える可能性のある成分が含まれていますので敏感肌の方は使用を控えてください。
・高濃度、継続使用について
オイゲノール、メチルオイゲノールは高濃度で使用したり、長期にわたって使用すると肝臓に負担を与える可能性や神経毒性を引き起こす可能性があると言われています。使用する際はレシピの濃度を上限とし、連用したい時は2週間程度に留めてください。