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カユプテは、同じフトモモ科の植物であるティートリーに見た目や性質が似た植物で、ホワイトティートリーとも呼ばれています。
カユプテ精油もティートリー精油に似た性質を持っていますが、ティートリー精油がシャープで強い香りであることに比べ、カユプテ精油は甘さのある穏やかな香りですので、強い香りやシャープな香りが苦手な方におすすめです。
ここではカユプテとはどのような植物か?カユプテの精油の香りや特徴、使い方・活用法や、使用する時の注意点などについて紹介します。
カユプテってどんな植物?
カユプテはオーストラリア北部、東南アジア原産の常緑樹です。
樹高は20~30m、葉は楕円形で先端は尖っています。花は白~薄黄色で、枝の先端にふわふわとした羽毛のような形の花が密集して咲きます。
樹皮は灰白色で、幹に薄い樹皮が何枚も重なるようになっており、幹の表面を引っ張ると一枚ずつ剥がすことができます。
周囲の植物を駆逐して大きく育つため、地域によっては在来種に悪影響を与える有害植物とされています。
カユプテの名前の由来
カユプテという名前は、マレー語で木を意味するKayu(カユ)と白を意味するPuthi(プティ)という言葉が由来だと言われています。
これは、カユプテの樹皮が白っぽい色をしていることが理由だと考えられています。
カユプテの使い方・活用法の歴史
カユプテはいつから活用されているかは不明ですが、原産地であるオーストラリアでは先住民アボリジニが小枝や葉の煮汁を消毒剤に、葉をすり潰したものを鎮痛剤に活用していたそうです。
もう一つの原産地である東南アジア地域では、マレーシアやインドネシアでは風邪やリウマチの薬として、中国ではどのような薬効が期待されていたかは不明ですが、樹皮を白千層(ハクセンソウ)、葉を白千層葉(ハクセンソウヨウ)という生薬として活用していたそうです。
ヨーロッパには17世紀頃伝わり、腸の不調や泌尿器の不調の改善、リウマチやコレラの症状改善になる薬として活用されていたそうです。
日本での活用の歴史は特にありません。
現在は世界各地で生活用品用の香料や、抗菌を目的としたスプレーの添加物として活用されています。また、主にアジア地域で販売されている外用鎮痛消炎薬のタイガーバームに有効成分の1つとして配合されています。
カユプテ精油の特徴
カユプテ精油の抽出方法
カユプテの枝や葉から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は無色~薄黄色です。
カユプテ精油の香りの特徴
樟脳の香りに、ほのかにフルーティな甘さが加わったような香りです。
カユプテの香料・原料データ
英名 | Cajeput カジャプト |
和名 | ― |
学名 | Melaleuca cajeputi メラレウカ カユプティ Melaleuca leucadendron メラレウカ レウカデンドロン |
別名 | ホワイトティートリー、白千層(ハクセンソウ)、カユプティ、ペーパーバーク |
科名 | フトモモ科 |
産地 | オーストラリア、マレーシア、インドネシアなど |
精油の抽出部位 | 小枝や葉 |
ノート * | ミドル |
精油の主な成分 | α-ピネン、1.8-シネオール、α-テルピネオール、リモネン、パラシメン、β-ピネンなど |
ブレンド相性 | ラベンダーなどフローラル系の香りやベルガモットなど柑橘系の香りと相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
カユプテの活用法
カユプテだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
レシピを活用する際は、カユプテの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
カユプテ・・・2滴
コットンに精油のカユプテを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
ベルガモット・・・1滴
ベルガモットは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
ルームスプレー
部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。
【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
カユプテ・・・5滴
無水エタノールに精油のカユプテを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
ラベンダー・・・10滴
ラベンダーは通経作用があるとされていますので、妊娠初期(妊娠4か月位まで)の方は使用を控えてください。
カユプテの禁忌・注意点
・敏感肌の方
カユプテに含まれるα-ピネン、1.8-シネオールなどは皮膚刺激を与える可能性があります。敏感肌の方は使用を控えてください。
・妊娠中・授乳中の方
カユプテは文献によっては妊娠中、授乳中の使用が禁忌とされています。妊娠中、授乳中の方は使用を控えてください。
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