シダーウッドバージニア(アロマ精油・エッセンシャルオイル)の香り、特徴、使い方、禁忌・注意点など

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シダーウッドバージニアのシダーとはアッカド人やヘブライ人などが使っていたセム語という古い言語で「霊的な力」を意味するシダーという言葉が語源で、バージニア州に生息する霊的な力のある木という意味合いで名付けられたと言われています。

木部から採れる精油はヒノキに似た香りで、緊張や不安を和らげたい時またボディケア、虫よけなどに役立つ香りとされています。

ここではシダーウッドバージニアとはどのような植物か?使い方の歴史、シダーウッドバージニアの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法やブレンドレシピ、使用する時の注意点・禁忌などを紹介します。

 

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シダーウッドバージニアってどんな植物?

シダーウッドバージニアは、アメリカのバージニア州やケンタッキー州などの湿度の高い地域でもロッキー山脈周辺地域のような乾燥した地域でも育つ丈夫な樹木で、レッドシダーとも呼ばれるヒノキ科の常緑樹です。

樹高は15m程度ですが、環境によっては30m程度にまで育つものもあると言われています。

樹皮は赤褐色で、手で引っ張ると縦に裂けるように幹から剥がれます。

シダーウッドバージニアは雄しべだけを持つ雄花と、雌しべだけを持つ雌花の2種類の花をつける雌雄異花の樹木で、花が終わると球果と呼ばれる小さな紫色の丸い実をつけます。

シダーウッドバージニアの使い方・活用法の歴史

シダーウッドバージニアが自生しているアメリカでは、古くから喉の不調に対して使ったり、虫よけに使っていたと言われています。

また、インディアン達は生命の木と呼んで崇拝し、魔よけのトーテムポールを作る材料や家やカヌーを作る時の材料にしていていたと言われています。

シダーウッドバージニアはまっすぐで加工しやすく、削りやすい材質であったことから鉛筆の材料に好んで使われていたとされ、Pencil Cedar(ペンシルシダー)、鉛筆柏槇(エンピツジャクシン)とも呼ばれています。

海外での使用年代ははっきりとわかりませんが、日本では鉛筆の工業生産の開始は明治中期とされており、この時に米国産のシダーウッドバージニアを輸入し、使用していたという記録が残っているそうです。

現在は多くの鉛筆はインセンスシダーという木が原料となっていますが、一部の高級鉛筆にはシダーウッドバージニアが使われています。

 

 

シダーウッドバージニア精油の特徴

シダーウッドバージニア精油の抽出方法

シダーウッドバージニアの木部から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は無色~うすい黄色で、若干粘性があります。

シダーウッドバージニア精油の香りの特徴

シダーウッドバージニアは木造の新築の家に入った時の匂いのような、木材の香りがする精油です。ヒノキに似ている穏やかな落ち着く香りです。

シダーウッドバージニア精油の香料・原料データ

英名Cedarwood virginia シダーウッドバージニア
和名エンピツジャクシン、ペンシルシダー
学名Juniperus virginiana
別名レッドシダー
科名ヒノキ科
産地アメリカなど
精油の抽出部位木部
ノート *ミドル~ベース
精油の主な成分α-セドレン、β-セドレン、セドロール、ツヨプセン、ウィドロール、ビリディフロロールなど
ブレンド相性ユーカリなどの樹木系、フランキンセンスなどの樹脂の香りと相性が良いです。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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シダーウッドバージニアの活用法

シダーウッドバージニアだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

なおレシピを活用する際は、シダーウッドバージニアの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
シダーウッドバージニア・・・2滴

コットンに精油のシダーウッドバージニアを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。

【おすすめのブレンド】
ティートリー・・・1滴

ティートリーは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。

ルームスプレー

部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
シダーウッドバージニア・・・7滴

無水エタノールに精油のシダーウッドバージニアを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ユーカリ・ラジアタ・・・5滴

ユーカリ・ラジアタは使用上の禁忌事項は特にありません。

入浴剤

精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。

【レシピ】
天然塩・・・30g
シダーウッドバージニア・・・1滴

計量した天然塩に精油のシダーウッドバージニアを加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。
 
【おすすめのブレンド】
フランキンセンス・・・1滴

フランキンセンスは使用上の禁忌事項は特にありません。

シダーウッドバージニアの禁忌・注意点

・妊娠中の方
シダーウッドバージニアに含まれているビリディフロロールにはエストロゲン様作用という女性ホルモンに影響を与える作用があります。この成分に関しては文献によっては含有されていないとされているものもありますが、シダーウッドバージニアには通経作用があるともされていますので、念のため使用は控えてください。

・エストロゲンが原因で悪化する病気をお持ちの方
妊娠中の方の項目にある通り、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに影響を与える可能性があります。子宮筋腫などエストロゲンが原因で症状が悪化する病気をお持ちの方は使用を控えてください。

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