シミ取りレーザーの効果と費用、気になる失敗のリスクとは

加齢とともに気になるシミ。

「シミ取りレーザーで全部まとめて無くしたい!」と思ったことはありませんか?

シミは自宅でもスキンケアによって目立たなくすることは可能ですが、やはり時間がかかります。

また濃くなってしまったシミは、なかなか思うように改善することができないものです。

そんなときは、クリニックやエステなどで専門的なケアを受け、レーザー治療を受けるという方法もあります。

今回は、シミ取りレーザーの効果と費用、気になる失敗のリスクなど、シミ取りレーザーに関する情報をまとめてみました。

スポンサーリンク


目次

レーザーで取れるシミの種類

一般的に「シミ」とは、主に紫外線が原因でできる「老人性色素班」のことを指しますが、実は他にも種類があります。

シミの種類によってはレーザー治療で消せるものと消せないものがあるため、自分のシミがどのようなものかを把握する必要があります。

レーザー治療で消えやすいシミ

1.老人性色素斑

最もポピュラーなシミで、紫外線ダメージによりメラニンが蓄積し色素沈着によって発生してしまうシミです。

顔や腕、手の甲など、紫外線を浴びやすい場所に発生しやすく、色は褐色でシミの範囲が目立つのも特徴です。

早い方では20代からできてしまうこともあり、ダメージが積み重なることで色が濃くなり範囲も広がってしまいます。

年齢とともに増え60代以降にはほぼ必発するシミです。

2.花弁状色素斑

背中や肩、デコルテにできやすい花弁のようにまだらに広がるシミです。

強い紫外線を浴びたり、日焼けを繰り返すことによってできてしまいます。

年齢に関係なく、色白の人や、日焼けをすると肌が赤くなる人にできやすいシミです。

3.雀卵斑

別名、そばかすともいい、ほとんどの方は先天性の場合が多いものの、日々紫外線のダメージを受けることで濃くなったり、はっきりとしたものに変わってしまうことがあります。遺伝によるものも多いシミです。

思春期頃には目立ちはじめ目の下から鼻、頬にかけてできやすく、細かいシミがパラパラと現れます。

他にも手の甲、背中、上腕、肩にできやすく、米粒大の淡褐色のシミです。

また、濃いそばかすのケアと広範囲に散らばっている薄いそばかすでは、ケアの方法が異なりますので、カウンセリングでの相談が必要です。

紫外線の影響で増えたり、色が濃くなることがあります。

4.脂漏性角化症(イボ)

肌表面が盛り上がり、ほくろのようになったシミです。

一般的には「老人性イボ」とも言われ、加齢とともにできやすくなります。

身体のどこにでもできる皮膚の良性腫瘍の一つで、徐々に分厚くなっていきます。

色は肌色や、褐色、黒など様々で、かゆみを伴う場合もあります。

表面が固いものと柔らかいものの2種類があり、老人性色素斑と混ざって発生していることもあります。

肌のターンオーバーが乱れ古い角質がたまることで大きく、さらに数も増えていきます。

5.太田母斑(遅発性太田母斑)

これもシミではなく赤、茶、黒のあざです。

ほとんどの場合は乳児期に発症する太田母斑と呼ばれるものですが、成人後発症したものを遅発性太田母斑と呼びます。

目の周りを中心に表れることが多いのが特徴です。

またシミとは違い、紫外線ダメージに関係なく生じているため、紫外線を浴びて色が変化することはありません。

こちらの治療を受ける際は、保険が使えるケースもあります。

レーザー治療で消えにくいシミ

下記のレーザー治療に適していないシミの場合、シミ取りレーザーを照射することで悪化する危険性もあります。
気になる場合は、「ハイドロキノン」などが含まれるホワイトニング美容液が効果的です。

1.肝斑

頬骨の上、目尻の下あたりに左右対称にでき、境目がぼやっとしたあざです。
形が肝臓に似ていることから肝斑と名付けられています。

日々の摩擦によるダメージが主な原因ですが、紫外線ダメージ、ホルモンバランスの乱れ、ストレスも影響しています。

30代以降の女性にできてしまうことが多いシミです。

2.ニキビ跡や虫刺されによるシミ

ニキビ跡や虫刺されによる炎症でメラニンが発生し、色素沈着を起こしてしまったシミです。

厳密には「シミ」ではなく「炎症後色素沈着」というものですが、シミ同様、レーザー治療により目立たなくすることができます。

褐色や黒褐色のシミで、肌のターンオーバーによって自然治癒します。

スポンサーリンク


シミ取りレーザーの種類、費用・料金

自分ではなかなかケアすることができないシミに対して病院やクリニックで行うレーザー治療は非常に効果的です。

セルフケアではたくさんの時間がかかり、さらにシミも思ったほど薄くならない場合もありますが、レーザー治療はその即効性と高い美白効果が魅力です。

シミ取りレーザーには複数の種類があり、クリニックによって、採用しているレーザーが異なります。

対応できるシミの種類によっても適しているレーザーは異なるため、消したいシミの種類に合ったレーザーを採用しているクリニックかどうか確認してから受診するようにしましょう。

しかしやはり気になるのはレーザー治療にかかる費用です。

シミ取りレーザーの費用は、シミの大きさや状態によって異なります。

また、レーザーによるシミ取り治療は、美容整形扱いとなるため基本的に保険が適応されません。
病院やクリニックによって使用するレーザーの種類や計算範囲も違います。

そのため、正確な金額を知ってからシミ取りレーザーを受けたい場合はクリニック等に直接相談をする必要があります。

一般的な費用の相場としては、1センチ×1センチのシミで1回平均1~1.5万円ほどですが、シミの種類やレーザーの特性などによって、治療が1回で済む場合もあれば複数回レーザー治療を受けることで効果が期待できる場合もあります。

ここでは、シミ取りレーザーの種類、それぞれのレーザー治療の費用について説明します。

1.YAGレーザー

より早く効果を実感したい方におすすめのレーザーで、表皮と真皮の両方のケアを行うことができます。

紫外線によるシミや、赤や茶色の濃いシミのようなあざ、そばかすに効果的です。

1㎝四方30,000円と少しお高いものの、1回の照射で治療を完成させることができます。

2.Qスイッチルビーレーザー

濃いシミにも効果的なレーザーで、皮膚の深いところに集中的に照射し、シミを消していくことができます。

照射後は1日に数回患部に軟膏を塗り、ガーゼなどで保護する必要があります。
手術からおよそ10~14日でダウンタイムが明けます。

レーザーを照射した部分にはかさぶたができ、このかさぶたが自然に取れると下から綺麗な皮膚が出てきます。

紫外線による濃いシミで悩んでいる方、盛り上がったほくろのようなシミ、あざ、そばかすなどに効果的ですが、肝斑に施術してしまうと逆に濃くなってしまう可能性があるため、施術には注意が必要です。

1㎝四方で10,000~15,000円ですが、1回でシミを消すことは難しいため、基本的に3回は通院が必要になるでしょう。

3.Qスイッチヤグレーザー

Qスイッチヤグレーザーは、2種類の波長を使い分けることができるレーザーで、肝斑にも効果があります。

なかなかレーザー治療で効果を得ることができない肝斑も、このQスイッチヤグレーザーを使えば、あえて低い出力でレーザーを当てていくことができます。
そのため、メラニンを活性化させずに治療を進めていくことができます。

レーザーの出力が弱いため、シミが薄い段階での施術や、痛みが苦手な方にもおすすめです。

ダウンタイムは1週間ほどで、患部に絆創膏などを貼っておく必要があります。

1㎝四方で10,000円~15,000円ほどかかり、何度か通院して徐々に薄くしていきます。

4.フォトフェイシャル

ダウンタイムがなく、ガーゼやテープを張る必要もないレーザー治療で、痛みもありません。

薄いシミやニキビ跡、全体のくすみなどに効果的です。

1回15,000~20,000円で、数回かけて治療することになります。

5.フォトRFオーロラ

「フォトRFオーロラ」は肌のメラニン色素に反応する光を利用したレーザーです。

肌に優しいレーザーで、照射は2~3週間毎に数回行うため、治療期間が長くなる傾向にあります。

ほとんどの場合、ダウンタイムがないため人気の高い施術です。

シミやそばかす以外にも、ハリや毛穴の開き、たるみなどの肌のアンチエイジング効果もあるレーザーです。

1回15,000~20,000円で、数回かけて治療することになります。

6.レーザートーニング

レーザーのパワーが弱く、通常のレーザーでは悪化させてしまう肝斑の治療に効果の高いレーザーです。

くすみや軽い色素沈着にも効果的で、痛みもほとんど感じません。

1回30,000~40,000円ほどで、数回の治療が必要です。

スポンサーリンク


皮膚科でのレーザー治療を始める前の基礎知識

年齢とともに目元や頬などにできてしまった気になるシミは、皮膚科でのレーザー治療で本格的な治療を行うことが可能です。

ここからは、皮膚科でシミ取りのためのレーザー治療を行う前に抑えておきたい基礎知識についてまとめてみました。

皮膚科でできるレーザー治療とは?

レーザー治療ではシミに照射し、シミの色をどんどん薄く目立たなくしていくことができます。

レーザーは色が茶色く変色してしまったメラニン細胞にのみ反応していくので、シミのない皮膚にはほとんど影響がなく、メラニン色素を集中的に焼きとっていくことができます。

レーザー治療を進めていくと、シミが肌のターンオーバーにともなって、メラニンが排出されてかさぶたとなります。
そのかさぶたが落ちるのと同時にシミが改善されていくのです。

シミは1回の施術で完全に消えるわけではない

クリニックや病院でシミ取りレーザーをしても1回の施術でシミが完全に消えるとは限りません。
シミの状態などによっては、数回の照射が必要な場合もあります。

1回の照射でシミが消えないからと言って、通院を辞めたり、勝手にクリニックを変えたりしてしまうとシミが悪化したり余計に費用がかかってしまう場合もあります。

特別なイベントのためにシミを消したいときなどは、スケジュールに余裕をもってシミ消しに取り組みましょう。

レーザー治療後にはダウンタイムがある

シミ取りレーザー治療を行った後は、すぐにいつも通りの生活を行えるわけではありません。休息をとる必要があります。
それが「ダウンタイム」です。

施術の後はレーザーを照射した部分が一度白っぽくなり、それからかさぶたに変わります。

この期間がレーザー治療のダウンタイムで、肌は非常に敏感な状態になります。

ダウンタイム中の施術部分は刺激に弱く、肌がいつも以上に紫外線のダメージを受けやすくなっていますので、紫外線対策や保湿ケア、医師から処方された薬などでしっかりとUVケアすることが大切です。

照射後24時間から2日ほどでシミの部分が完全に乾き、基本的には1週間~10日、長くても2週間ほどで、かさぶたが自然と落ちて目立たなくなります。

なかにはダウンタイム中にかさぶたができ、絆創膏やテープを貼る必要のあるタイプのレーザーもあります。

かさぶたが自然にとれるまでは無理にはがさず、痒くても掻いてしまったり、医師の指示なくテープをとらないようにしましょう。

シミの種類や施術方法によって選ぶレーザーは変わる

レーザー治療と一言に行っても。使用するレーザーの種類はいくつもあります。

治療したいシミの種類によって使用するレーザーも違い、自身の望む治療方法によっても使うレーザーは異なります。

レーザーが変わるとその分かかる費用も変わり、さらに照射する回数も変わってきます。
また、レーザーによってはダウンタイムが全くないもの、痛みがほとんどないものなどもあります。

シミの種類に合わないレーザーを使用すると、かえってシミが悪化してしまうこともあるのです。

皮膚科にかかる際は、自身のライフスタイルや希望に治療方法に合ったレーザー治療を受けることができるものなど、きちんと確認してから治療を進めていきましょう。

エステサロンとの違い

エステサロンでは、レーザーよりも出力の弱い光を使ってシミ取りをします。
そのため、シミ取りに伴う「ダウンタイム」がほとんど必要ありません。
なので施術後すぐにメイクすることもできます。

しかし、エステサロンの施術では濃いシミや、老人性イボなどは消すことができません。

また、シミが薄くなるのに時間がかかるため、肌のターンオーバーに合わせて定期的にサロンに通う必要があります。

照射1回分の料金はクリニックよりも安くなる傾向にありますが、シミをきれいに消すまでの最終的な費用はクリニックや病院の方が安かったというケースもあります。

スポンサーリンク


シミ取りレーザー、良いクリニックの見つけ方とは

クリニックやエステなどで本格的なレーザー治療を受けてシミを素早くきれいにケアしたいという場合、実際にどんなクリニックを選べばいいのか悩んでしまうと思います。

そこでここからは、シミ取りレーザーを行うクリニックの見つけ方ポイントについてまとめておきます。

1.口コミや評判をチェック

今は、病院やクリニックの評判をインターネットで簡単にチェックすることができます。

いいな、と思ったクリニックについて、まずはネットなどを使って実際に利用した方の口コミや評判をチェックしてみましょう。

施術の流れや、先生の人柄、どんなカウンセリングだったかなど細かくチェックすることが大切です。

フリーペーパーやタウン誌などにキレイに撮影された写真や良い口コミが掲載されていても、院内の様子や雰囲気が実際とは違う場合もあります。

取材された情報よりも、実際に施術を受けた人の情報をチェックすることが重要です。

そこには本音が書かれていることも多く、参考になることがたくさんあります。

またどれだけ多くの口コミが寄せられているかも、重要なポイントの一つです。

2.無理のない値段設定かどうか

シミ取りレーザーを含む美容医療の費用は自由診療となるため、クリニックや病院によって価格設定にばらつきがあります。

マシンの性能や薬品の種類、設備や備品の充実度によって経費や技術が異なるためです。

そのため、自分が受けたい施術内容でかかる費用に無理がないものかを確認しましょう。

あまりにも安価な料金設定をしているクリニックは、一見手軽に見えますが、アフターケアに問題があったりトラブルの原因となることも考えられますので注意しましょう。

安くても、満足できない仕上がりであった場合、照射を繰り返したりクリニックを変えるなど更に費用がかかってしまうことにもなります。

また、自分の経済状況に適していない高価なクリニックも考え物です。

より充実したサービスを受けることができるかもしれませんが、施術後にトラブルが起きた場合や、1度の照射でシミが消えなかった場合、再度そのクリニックに行くことになります。

経済的な問題のために、通院できないということが無いように自分が通いやすい価格設定のクリニックを選ぶようにしましょう。

なお、高額なキャンペーンやコースの勧誘があるクリニックにも注意が必要です。

3.スタッフの対応

電話で問い合わせをした際や、実際にクリニックに行って施術内容を確認したときのスタッフの対応が適切なものだったかどうかも、重要な判断基準になります。

施術の方法やアフターケアなどについて問い合わせてみましょう。

自分が納得がいくまで丁寧にわかりやすい言葉で説明してくれるクリニックなら安心して施術を受けれる可能性が高いです。

反対に、流れ作業のように対応されたり、専門用語ばかりで内容がわかりにくい場合、お得なキャンペーンをしつこく勧進めてくる場合は考え直したほうがいいかもしれません。

4.医師の対応

実際に医師との会話を通じて感じることも大切です。

カウンセリングの時点で、「説明がいい加減だな」と感じたり医師の雰囲気が自分に合わないと感じた時はそのクリニックはやめたのほうがよいでしょう。

施術をするのは顔というとても重要なパーツです。

後悔しないためにも医師の人柄も信頼できるクリニックを選びましょう。

5.クリニックは清潔かどうか

レーザー治療を受けるのであれば衛生面も気になるところです。

HPなどで写真を見たり、実際にクリニックに行ってみて清潔感があるかどうかを確認しましょう。

院内が清潔に保たれていないクリニックは、スタッフの意識が欠けている可能性も高いので、施術でのミスも心配になります。

6.ホームページの作りはどうか

クリニックのホームページに「顧客満足度〇〇%」や「必ずシミが無くなります!」といった確証の無い宣伝文句が並んでいるクリニックは避けたほうがよいでしょう。 

他にも、明らかにモデルを使った施術例の写真や、大げさな表現でアピールされている場合もおすすめできません。

本当に良いクリニックであれば、ホームページに過大広告を打ち集客をする必要がなく、口コミで高評価を得られるためです。

「今だけ特別価格!」の様に、早期契約を煽るような書き方をしている広告も要注意です。

7.アフターケアが充実しているか

レーザー治療は照射後のダウンタイムが発生します。

レーザーを当てた部分がかさぶたになり、剥がれ落ちるまで肌はダメージを負いやすく、赤みも気になる方が多いです。

そのためレーザー治療を終えてそのまま治療が終了するのではなく、レーザー照射後の赤みや腫れなどにもきちんと対応してくれるクリニックを選びましょう。

8.通院しやすい場所にあるか

クリニックには、カウンセリングや施術、アフターケアなどで数回通院する必要がある場合があります。

通院が面倒になったり、負担になって勝手に中断してしまわないように通いやすい場所にあるクリニックを選びましょう。

スポンサーリンク


シミ取りレーザーの失敗のリスクは?

肌にできてしまったシミを改善するために皮膚科などでレーザー治療を受けようと考える方は多いと思います。

しかし実際にレーザー治療を行うとなるとその高い効果の反面、失敗のリスクも気になってしまいますよね。

より安心して施術を受けるために、シミ取りレーザーの失敗のリスクについて理解しておきましょう。

肌に火傷のような症状が出る

シミ取りレーザーは、シミの原因となるメラニン色素を集中的に照射することでメラニン色素を焼き取り、ターンオーバーとともにかさぶたにして体外へ排出することでシミをなくしていきます。

そのため、照射後の肌は一時的に火傷のように水ぶくれができたり、ひりひりとした症状が出る場合もあります。

肌のかゆみや赤みが長引いてしまう

シミ取りレーザー照射後の肌は非常にデリケートで様々なダメージに敏感になっています。

基本的には照射後は1~2日ほどでシミ部分はかさぶたになり、1週間~10日ほどでかさぶたがはがれます。

しかしもともと肌が乾燥していたり、紫外線ダメージや摩擦によるダメージを多く受けてしまうと、このダウンタイムが長引き、肌が赤くはれてしまったり、さらにかゆみも悪化してしまうことがあります。

ダウンタイム中は特に紫外線のダメージを受けやすく、肌荒れや色素沈着を起こしやすいので、徹底的なUVケアを心がけましょう。

シミが消えない、または濃くなる

せっかく照射をしてもシミが消えなかったリ濃くなってしまうこともあります。

レーザー治療は肌に炎症を起こしてシミをとりますが、その際に肌がダメージを受けてシミがさらに濃くなったり、一度消えたと思っても再びシミが再発してしまうこともあります。

多くの場合は、その後シミの部分をあまり触らず、きちんと保湿ケア、UVケアを徹底しておくことで1年以内にはきれいにシミを消していくことができるといわれています。
でも、肌の状態によってはそのままシミが残ってしまうこともあるようです。

隠れていた肝斑が活性化する

肝斑は通常のレーザーでは消すことができず、レーザーの強い刺激によってさらに活性化し、シミを濃くしてしまいます。

そのため、隠れていた肝斑の部分にレーザー治療を施してしまうと、その刺激により、もともとあったシミは消えても、新しく肝斑が目立ってしまうこともあります。

肝斑は微弱な出力のレーザーで治療をしたり、ハイドロキノンを使って治療を行います。

心配な方は、治療前にカウンセリングで医師にしっかりと相談の上、治療を開始するようにしましょう。

スポンサーリンク


レーザー治療後のアフターケア、トラブルを減らすために

シミ取りレーザーの施術後はアフターケアが非常に重要になります。

レーザーを当てただけで満足してしまうことなく、医師の指示に従ってしっかりとケアすることが大切です。

アフターケアをおろそかにすると、他の肌トラブルの原因となったりシミをの悪化や復活を招いてしまいます。

レーザー治療は患部を焼く治療法です。
そのため、当然やけどのリスクもあります。

強力なレーザーを当てているため、肌が炎症を起こしたりシミが悪化してしまうケースもあります。

ただし、クリニックの注意事項を正しく聞いて、アフターケアをきちんとすれば多くの場合トラブルにはなりません。

一般的にはダウンタイム中は普段以上に紫外線に注意し、保湿をする必要がありますが、その方法も医師に確認しながら行うようにしましょう。

シミ取りレーザーの施術を行った後は軟膏などの薬が処方されます。

そして、7日~10日位は施術部分に軟膏を塗り、絆創膏やガーゼを貼るように指示されます。

もらった薬を「痒くない」「痛みを感じない」などの理由で使うのを辞めてしまったり、勝手に絆創膏を剥がさないようにしましょう。

絆創膏やガーゼは、どうしても目立ってしまいますのでイベントや予定があるときはスケジュールを確認して施術を受けるようにしましょう。

また、異常を感じたらすぐにクリニックに連絡を取りましょう。

比較的トラブルの起きにくいシミ取りレーザーの施術ですが、全くトラブルが起きないとは限りません。

どんな些細なトラブルであっても勝手に判断せずクリニックに判断を仰ぎましょう。

素早い対応がトラブルの悪化を防ぐこともあるのです。

正しい知識で検討したいシミ取りレーザー

シミ取りレーザーの効果や費用、リスクなどについて知っておきたいことをまとめてみました。

シミやそばかすを今すぐ効果的に取り除きたいという時、レーザー治療はとても魅力的な方法です。
しかし、メリットだけでなくデメリットもあるので、正しく理解したうえで取り組むようにしたいですね。

どんなクリニックでも、まずはカウンセリングで相談することができます。
クリニック選びで失敗しないためにも、複数のクリニックを見学してみるというのもよい方法でしょう。

スポンサーリンク