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コーンミントは日本に古くから生息しているミントの一種で、葉や茎を潰すと爽快なミントの香りがします。
精油は葉や茎から抽出され、他のミントの仲間と比べると甘みが少なく、清涼感が強い香りを持っていますが、神経毒性を持つケトン類が複数含まれているため扱いには注意が必要です。
上級者向けではありますが、頭をスッキリさせたい時や気分をリフレッシュさせたい時に役立つ香りとされています。
ここではコーンミントとはどのような植物か?使い方の歴史、コーンミントの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法やブレンドレシピ、使用する時の注意点・禁忌などを紹介します。
コーンミントってどんな植物?
ーンミントは別名日本薄荷(ニホンハッカ)、和薄荷(ワハッカ)、和種薄荷(ワシュハッカ)、ジャパニーズミントなどと呼ばれるシソ科の植物です。
草丈は50㎝前後で、横に広がる地下茎を持っています。葉は楕円形で縁の部分はノコギリのようなギザギザとした形をしており、夏になると薄ピンク色~薄紫色の小さな花を咲かせます。
中国が原産とされていますが、詳細ははっきりしておらず、日本でも各地に自生していることから、元々日本に自生している植物ではないか、という説もあります。
現在は東南アジアにも分布しています。
コーンミントは家庭でも育てられますが、地植えにすると地下茎を伸ばして庭全体に広がっていってしまうので、プランター栽培が適しています。
コーンミントの使い方・活用法の歴史
コーンミントは主に日本で活用されてきた植物です。
いつから日本にあるのかは明らかでありませんが、日本において商業用として盛んに栽培されるようになったのは18世紀頃であると言われており、この頃は主に乾燥した葉を生薬として活用していたそうです。
19世紀頃、江戸時代になると水蒸気蒸留の技術が導入され、精油が抽出されるようになり、精油は海外に輸出されていたそうです。
その後コーンミントから天然メントールが採取されるようになり、天然メントールも輸出品として活用されるようになります。
当時、コーンミントは日本が独占して販売していたため、ジャパニーズミントと呼ばれていたと言われています。
太平洋戦争が始まると、コーンミントの栽培地は食用の作物を作るための畑とされ、栽培は中断されることとなりました。
戦後再びコーンミントの栽培が始まりましたが、この頃にはインドや中国でも盛んに栽培されていたこと、合成ハッカが登場したこと、輸入の自由化により日本内にも海外製品が多く流入するようになったことなどの要因があり、日本産のコーンミントはそれらに対抗することができず1980年代に商業栽培は終了となりました。
しかし日本におけるコーンミント栽培の歴史を継承することを目的に、1985年に北海道北見市で㈲北見薄荷通商が設立され、小規模な製造、栽培が再開されました。
現在は北見ハッカ通商として、コーンミントの栽培、コーンミントを使ったハッカ油や入浴剤などの販売を行っています。
コーンミント精油の特徴
コーンミント精油の抽出方法
コーンミントの葉や茎(全草)から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油はオレンジ色です。
コーンミント精油の香りの特徴
コーンミントは清涼感のあるミントの香りの精油です。ペパーミントよりも甘みが少なくシャープな印象の香りです。
コーンミント精油の安全性
コーンミント精油にはメントンやイソメントンなどケトン類と呼ばれる芳香成分が複数含まれています。
このケトン類には神経毒性があり、少量であればめまいのような不調感を感じる程度で大きな問題はないとされていますが、大量に吸収し症状が重症になると昏睡状態にまで陥るとされています。
さらに、ケトン類は体に長く留まりやすい成分と言われており、長期間の連用などにより慢性中毒となると、肝臓や腎臓にダメージを与えるとされています。
このようにケトン類は神経毒性という危険性を持っていますので、連続しての使用は長くても一週間程度とし、希釈して低い濃度で使用してください。
コーンミント精油の香料・原料データ
英名 | Cornmint コーンミント |
和名 | 日本薄荷(ニホンハッカ)、和薄荷(ワハッカ)、和種薄荷(ワシュハッカ) |
学名 | Mentha canadensis Mentha arvensis |
別名 | ジャパニーズミント |
科名 | シソ科 |
産地 | 日本、中国、インドなど |
精油の抽出部位 | 全草 |
ノート * | トップ |
精油の主な成分 | メントール、メントン、イソメントン、リモネン、α-ピネン、β-ピネン、1.8シネオール、β-ミルセン、プレゴンなど |
ブレンド相性 | レモンなどの柑橘系、ラベンダーなどフローラル系の香りと相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
コーンミントの活用法
コーンミントだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
なおレシピを活用する際は、コーンミントの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
コーンミント・・・2滴
コットンに精油のコーンミントを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
ラベンダー・・・1滴
ラベンダーは通経作用があるとされていますので、妊娠初期(妊娠4か月位まで)の方は使用を控えてください。
コーンミントの禁忌・注意点
・妊娠中、授乳中の方、小児、乳幼児への使用
コーンミントには神経毒性が示唆されるケトン類が複数含まれていますので、妊娠中、授乳中の方、小児、乳幼児への使用は控えてください。
・てんかん発作を起こしたことのある方
メントンなどケトン類は中枢神経を刺激し、てんかん発作を誘発する可能性があるとされています。
てんかん発作を起こしたことがある方は使用を控えてください。
・高濃度での使用、長期連用について
メントンなどケトン類は高濃度で使用するとめまいなどの症状を起こす可能性がありますので、レシピの濃度を上限として使用してください。
また、長期間の連用により肝臓や腎臓にダメージを与えるとされていますので、連続しての使用は長くても一週間程度としてください。
・高血圧の方
コーンミントに含まれるメントールには血管収縮作用があるとされています。血管が収縮すると血圧は上昇しますので、高血圧の方は使用を控えてください。