ウエストインディアンベイ(ベイ、ベイラム、ベイリーフ)アロマ精油・エッセンシャルオイルの香り、特徴、使い方、禁忌・注意点など

精油ウエストインディアンベイ(ベイ、ベイラム、ベイリーフ)の香り、特徴、使い方、禁忌・注意点

ウエストインディアンベイの葉は古くから髪の毛に良い香りをつけて整えられる、肌を引き締めるとして整髪料や化粧水に活用されてきました。

ウエストインディアンベイはアロマセラピーの精油としてはあまり知られていませんが、成分にはヘアケアやスキンケア、殺菌消毒、抗炎症など様々な作用があります。

ここではウエストインディアンベイとはどのような植物か?使い方の歴史、ウエストインディアンベイの精油の香りや特徴、使い方・活用法や、使用する時の注意点などについて紹介します。

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ウエストインディアンベイってどんな植物?

ウエストインディアンベイは、ベイ、ベイラム、ベイリーフなどとも呼ばれる樹高5mから15mのフトモモ科の熱帯性常緑小高木で、楕円形で芳香を持つ葉をつけ、白い花を咲かせ、花が終わると、黒い色の果実を実らせます。

西インド諸島地域に広く分布していますが、ヨーロッパ地域に分布しているクスノキ科の植物にベイという呼び名を持つものがあるため、西インド諸島に分布するものをウエストインディアンベイ、ヨーロッパに分布するものをベイローレルと呼び区別することもあります。

ウエストインディアンベイの使い方・活用法の歴史

ウエストインディアンベイは化粧や香料、食用として活用されてきました。

化粧用としては、ウエストインディアンベイの葉をラム酒と一緒に蒸留し(※1)、ベイラムという整髪料として、またウエストインディアンベイの収れん作用という肌を引き締める働きから、化粧水やアフターシェーブローションとして、香料としては、ウエストインディアンベイの葉に多くある芳香成分を利用した石鹸や香水に使う香料として活用されてきました。
さらに食用としては、ウエストインディアンベイの葉や実の部分をスパイスとして使ってきました。

※1 植物から成分の抽出をする場合、水が適しているもの、アルコールが適しているもの、油が適しているものがあります。

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ウエストインディアンベイ 精油の特徴

ウエストインディアンベイ精油の抽出方法

ウエストインディアンベイの葉から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油の色は少しくすんだ黄色~オレンジ色をしています。

ウエストインディアンベイの香りの特徴

爽やかな樹木の香りの中に、わずかにスパイシーさと、甘みが感じられる精油です。

ウエストインディアンベイの香りをスパイスとして使う丁子(ちょうじ)や消毒の香りのようだと感じる方もいますが、これは主成分であるオイゲノールの香りによるものです。

ウエストインディアンベイを購入する際の注意点

ベイ、ベイリーフという名称を持つ精油にはウエストインディアンベイとベイローレルの二つがあります。ウエストインディアンベイはフトモモ科で学名がPimenta racemosa、ベイローレルはクスノキ科で学名がLaurus nobilisです。

精油を購入する際は、必ずラベルで科名と学名を確認してください。

ウエストインディアンベイのデータ

英名 West Indian Bay
学名 Pimenta racemosa
科名 フトモモ科
産地 西インド、ベネズエラ、プエルトリコ、カリブ諸島など
精油の抽出部位
ノート * トップ~ミドル
精油の主な成分 オイゲノール、ミルセン、カリオフィレン、カビコール、リナロール、1.8シネオールなど
ブレンド相性 レモンなどの柑橘系やユーカリなどの樹木系の香りと相性が良いです。
禁忌・注意 多量、高濃度での使用は控えてください。
長期間連用することで肝臓に負担をかける可能性がありますので連用は長くても一週間程度を目安としてください。
皮膚刺激を感じることがあります。使用時は1パーセント以下に希釈して使用してください。
敏感肌の方は使用を控えてください。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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ウエストインディアンベイの使い方・活用法

ウエストインディアンベイだけでも作用はありますが、他の精油を加えることで、香りが豊かになり、精油をより効果的に活用できます。

ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

レシピを活用する際は、ウエストインディアンベイの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

なおウエストインディアンベイはオイゲノールによる皮膚刺激や連用使用による肝臓への負担が心配されますので、注意してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じたり、肌に合わないと感じた場合は使用を中止してください。

ルームスプレー

人が集まった時など、空気清浄したい時に空間に数回スプレーしてください。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。空気中に拡散することを目的にしていますので、肌につけるには少し濃い濃度となっています。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
ウエストインディアンベイ・・・5滴

無水エタノールに精油ウエストインディアンベイを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
オレンジ・スイート・・・7滴

オレンジ・スイートは、揮発速度の速い芳香分子を多く含んでおり、ブレンドすることで芳香成分をより速やかに空気中に拡散させることに役立ちます。オレンジ・スイートは高濃度で肌につけると、皮膚刺激を感じることがあります。肌につけるレシピではありませんが、スプレーを肌につけないよう注意してください。

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ウエストインディアンベイの禁忌・注意点

・使用濃度、使用期間について
ウエストインディアンベイの成分であるフェノール類は高濃度使用、長期間使用により肝臓に負担をかける可能性があります。連続しての使用は1週間程度を目安とし、1%以下に希釈して使用してください。

・肌への使用について
フェノール類という皮膚に刺激を与える可能性のある成分が含まれています。敏感肌の方は使用を控えてください。
また、敏感肌の方以外も使用中に肌に異常を感じた場合は直ちにぬるま湯で洗い流し、使用を中止してください。

・妊娠中、授乳中の方や小児、乳幼児への使用について
フェノール類という皮膚刺激の強い成分が含まれています。妊娠中や産後は普段よりも肌が過敏になっている場合もありますので、安全のため使用を控えてください。
また、フェノール類は高濃度で肝臓に負担をかけることが示唆されている成分でもあります。小児や乳幼児は大人に比べて体格が小さく代謝機能も未熟ですので、使用を控えてください。

ウエストインディアンベイ精油の安全性

ウエストインディアンベイにはオイゲノールなど優れた殺菌消毒作用が特徴のフェノール類の成分が多く含まれます。

フェノール類は、皮膚刺激や長期使用による肝臓への負担が示唆され、精油ウエストインディアンベイはオイゲノールなどフェノール類の成分が濃縮され、そのため皮膚刺激に注意が必要です。

ウエストインディアンベイを家庭でスキンケアに活用することは控え、肌につける時は広範囲ではなく、局所的に使うようにし、植物オイルなどで1%以下に希釈するようにしてください。また、連用する時は長くても一週間程度に留めてください。

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