マジョラム(スイートマジョラム)アロマ・精油・エッセンシャルオイルの香り、特徴、使い方、禁忌・注意点など

精油マジョラム(スイートマジョラム)の香り、特徴、使い方、禁忌・注意点

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マジョラムは紀元前3000年前頃から食材や薬草として活用されてきた植物です。

マジョラムは、近縁種のオレガノに似たスパイシーな香りですが、オレガノに比べると穏やかで甘い香りです。

精油のマジョラムには爽やかさ、スパイシーさ、甘さなどがバランスよく含まれており、心を穏やかにする香り、心を鎮める香りと言われています。

ここではマジョラム(スイートマジョラム)とはどのような植物か?マジョラム(スイートマジョラム)の精油の香りや特徴、使い方・活用法や、使用する時の注意点などについて紹介します。

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マジョラム(スイートマジョラム)ってどんな植物?

マジョラムは地中海沿岸地域原産の多年草で、草丈は30㎝~60㎝程度、茎は赤く、葉は卵型で表面に細かい毛が生えています。

葉がつぼみを包むように変化した苞(ほう)の間から白~薄ピンク色の花を多数咲かせます。

マジョラム(スイートマジョラム)の名前の由来

マジョラムはラテン語で「より大きい」という意味のmajor(メジャー)が語源であり、生命を長く延ばす、長寿をもたらすという意味合いでつけられたとされています。

マジョラム(スイートマジョラム)の使い方・活用法の歴史

マジョラムは紀元前3000年前頃の古代ギリシャ時代から食用、薬用目的で栽培されていたと言われています。

古代エジプトでは食用、薬用として使うだけではなく、冥界の神オシリスに捧げるハーブとして葬儀の際に使者の魂を弔うためにも使っていたそうです。

古代ローマではマジョラムの甘い香りは愛と美の女神アフロディーテから授けられたものとされ、幸福のシンボルとして結婚式の冠に使っていたそうです。

ただ、マジョラムは近縁種のオレガノと混同されていた時代があると言われており、古い年代の情報はマジョラムとオレガノが区別されていない可能性があります。

現在は世界各地で、食材、香料として使われており、ソーセージの肉の臭み消しとして使われていることから、ドイツではソーセージのハーブとも呼ばれています。

マジョラム(スイートマジョラム)精油の特徴

マジョラム(スイートマジョラム)精油の抽出方法

マジョラムの花と葉、もしくは全草から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は薄黄色から薄琥珀色です。なお、花と葉から抽出した精油と全草から抽出した精油に、含有成分の大きな違いはありません。

マジョラム(スイートマジョラム)精油の香りの特徴

爽やかなハーブの香りに、スパイシーさ、甘さ、木のような香りが加わった匂いです。

マジョラム(スイートマジョラム)の香料・原料データ

英名 Marjoram マジョラム
和名 茉沃刺那 マヨラナ
学名 Origanum majorana オリガナム マヨラナ
別名 ノッテッドマジョラム
科名 シソ科
産地 エジプト、フランスなど
精油の抽出部位 花と葉、全草
ノート * ミドル
精油の主な成分 テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、α-テルピネン、サビネン、リモネン、p-シメン、酢酸リナリルなど
ブレンド相性 ゼラニウムなどフローラル系の香りやパインなど樹木系の香りと相性が良いです。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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マジョラム(スイートマジョラム)の活用法

マジョラムだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

なおレシピを活用する際は、マジョラムの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
マジョラム・・・2滴

コットンに精油のマジョラムを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。

【おすすめのブレンド】
ゼラニウム・・・1滴

ゼラニウムは女性ホルモンの分泌に影響を与える可能性があります。女性ホルモンの変動は妊娠の維持に関係しますので妊娠中の方は使用を控えてください。

ルームスプレー

部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
マジョラム・・・8滴

無水エタノールに精油のマジョラムを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
パイン・・・4滴

パインは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。

入浴剤

精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。

【レシピ】
天然塩・・・30g
マジョラム・・・2滴

計量した天然塩に精油のマジョラムを加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ラベンダー・・・1滴

ラベンダーは通経作用があるとされていますので、妊娠初期(妊娠4か月位まで)の方は使用を控えてください。

マジョラム(スイートマジョラム)の禁忌・注意点

・妊娠中の方、過多月経や頻発月経の方
マジョラムは文献によっては通経作用があるとされていますので、妊娠中の方は使用を控えてください。また、過多月経や頻発月経の方も症状が悪化する可能性がありますので使用を控えてください。

・授乳中の方
マジョラムは文献によっては授乳中の使用が禁忌となっています。授乳中の方は使用を控えてください。


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アロマ 精油 エッセンシャルオイル

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