カブリューバ(アロマ精油･エッセンシャルオイル)の香り､特徴､使い方､禁忌･注意点など

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カブリューバとは南アメリカに生息しているマメ科の高木です。

木部（幹や枝の部分）がノコギリでもなかなか切れないほど硬いことが特徴で、木部から採れる精油は、木の香りだけではなく、花やナッツの香りが感じられる上品な印象の香りです。

あまり流通していないため、アロマセラピーで使われる機会は少ないですが、心身のバランスを取りたい時や、心を浄化したい時に役立つ香りとされています。

ここではカブリューバとはどのような植物か？使い方の歴史、カブリューバの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。

カブリューバってどんな植物？

カブリューバは南アメリカ原産の高木で、現在は主にブラジルやパラグアイ、アルゼンチンの熱帯気候地域に生息しています。

樹高１２m程度にまで成長する高木で、楕円形の葉が細い枝の両脇に対になるような形で生えています。

枝から花柄（かへい）と呼ばれる花をつけるための細い枝が伸び、花柄全体に白色の小花が咲きます。

カブリューバはいつから活用されているか不明ですが、南アメリカの先住民は樹脂をアルコールに漬けたものを呼吸器の薬に、枝や葉をアルコールに漬けたものを傷薬に活用していたと言われています。

現在も主にアメリカで活用されており、木部は硬く頑丈で、カビが生えにくい性質であることから家具や彫刻の材料に、精油は香りを長持ちさせる働きがあることから、香水の香りを持続させるための保留剤に活用されています。

カブリューバの木部や小枝を水蒸気蒸留し精油を抽出します。
精油を作るために木を伐採するのではなく、木材加工する際に出た木の破片を原料とすることもあります。
精油は薄黄色でやや粘り気があります。

木の香りに、花のような甘い香りやナッツのような香ばしい香りが加わった香りです。

英名	Cabreuva カブリューバ
和名	–
学名	Myrocarpus fastigiatus ミロカルパスファスティジアトス
別名	カブレウバ、ミロカルパスファスティジアトスウッド
科名	マメ科
産地	ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンなど
精油の抽出部位	木部、小枝
ノート＊	ベース
精油の主な成分	ネロリドール、ファルネソール、ビサボロール、α-カジノール、セスキテルペンアルコール類など
ブレンド相性	ミモザなどフローラル系の香りや青森ヒバなど樹木系の香りと相性が良いです。