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ガルバナムの精油は草の香りが強く、またスパイシーな香り、土っぽい香りなどが混ざりあった複雑な香りですが、グリーンノートと呼ばれる青葉のような香りを持つ香水を作る際に欠かせない天然香料となっています。
アロマセラピーとしては、草の香りが強いこと、また香りの個性も強いことから利用される機会は少ないです。
ここではガルバナムとはどのような植物か?使い方の歴史、ガルバナムの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。
ガルバナムってどんな植物?
ガルバナムは楓子香(フウシコウ)とも呼ばれる中東、西アジア地域が原産のセリ科の多年草です。
外見はセリに似ており、鳥の羽のような葉と綿毛のような小さな黄色の花をつけます。茎や根に傷をつけると香りのする樹脂が滲み出てきます。
ガルバナムの使い方・活用法の歴史
ガルバナムは紀元前1550年頃に書かれたエーベルス・パピルスという古代エジプト医学に関する文献に名前が記されていると言われています。エーベルス・パピルスの詳細な内容はわかりませんが、当時のエジプトではお香や化粧品、防腐剤などに活用されていたと言われています。
また、ガルバナムは旧約聖書の出エジプト記の中の祭壇準備などについて記載されている部分に登場しており、宗教儀礼において重要な香りとして扱われていたのではないかと言われています。
現代ではガルバナムは主に香水の香料として活用されており、シャネルの№19、プラダのインフュージョンドゥプラダイリスなどに使われています。
ガルバナム精油の特徴
ガルバナム精油の抽出方法
ガルバナムの根や茎から出る樹脂から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は無色~薄黄色です。
ガルバナム精油の香りの特徴
ガルバナムは草の香り、スパイシーな香り、土っぽい香りなど様々な要素が混ざりあった複雑な香りがする精油です。、
他の精油の香りを打ち消すくらい香りが強いので、他の精油と合わせて使いたい時は少量に留めたほうがお互いの香りが引き立ちます。
ガルバナム精油の香料・原料データ
英名 | Galbanum ガルバナム |
和名 | 楓子香(ふうしこう) |
学名 | Ferula galbaniflua |
別名 | – |
科名 | セリ科 |
産地 | イラン、トルコ、アフガニスタン、イスラエルなど |
精油の抽出部位 | 樹脂 |
ノート * | ミドル〜ベース |
精油の主な成分 | α-ピネン、β-ピネン、δ-3-カレン、β-フェランドレン、ブルネソールなど |
ブレンド相性 | ネロリなどのフローラル系、パインなどの樹木系の香り相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
ガルバナムの活用法
ガルバナムだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
レシピを活用する際は、ガルバナムの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
ガルバナム・・・1滴
コットンに精油のガルバナムを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
ネロリ・・・1滴
ネロリは女性ホルモンの分泌に影響を与える可能性があります。女性ホルモンの変動
は妊娠の維持や分娩準備に関わりますので妊娠中の方は使用を控えてください。
ルームスプレー
部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。
【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
ガルバナム・・・3滴
無水エタノールに精油のガルバナムを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
ティートリー・・・5滴
ティートリーは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
ガルバナムの禁忌・注意点
・妊娠中の方
ガルバナムにはブルネソールなどセスキテルペンアルコール類の成分が含まれており、このグループの成分には女性ホルモンの分泌に影響を与えるエストロゲン様作用があります。
セスキテルペンアルコール類の含有量は多くはありませんが、女性ホルモンの増減は妊娠の維持や分娩準備に関係しますので、万が一にも流産を誘発することがないよう、妊娠中の使用は控えてください。
・敏感肌の方
ガルバナムに多く含まれるモノテルペンアルコール類は皮膚を刺激することがありますので、敏感肌の方は使用を控えてください。