クロモジ(黒文字)アロマ精油・エッセンシャルオイルの香り、特徴、使い方、禁忌・注意点など

アロマ精油・エッセンシャルオイル

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精油のクロモジ(黒文字)はクスノキ科のクロモジという木の枝や葉から採れます。

そのため精油は樹木の香りがしますが、レモンやバラなどに含まれる芳香成分を含んでいるため柑橘や花の様な甘さのある独特の香りも持ち、一般的に好まれやすく、人気が高いです。

ただし、クロモジの木は日本各地に分布しており、栽培は難しくないのですが、たくさんの原料から少量しか精油が採れないため高価です。

ここではクロモジとはどのような植物か?使い方の歴史、クロモジの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法やブレンドレシピ、使用する時の注意点・禁忌などを紹介します。

 

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クロモジ(黒文字)ってどんな植物?

クロモジ(黒文字)は日本原産のクスノキ科の落葉低木です。

半日陰蔭で、腐葉土のあるような湿った土に多く見られ、樹高は2m程度で、葉は細長い楕円形、3月頃に黄色の花を咲かせ、秋ごろになると黒い実をつけます。

樹齢の若い木の樹皮は緑がかった灰色で、表面に黒い斑点のような模様がありますが、樹齢を重ねると樹皮の緑色の色味が消え灰色になり、斑点は目立たなくなっていきます。

生育観点からは、クロモジは環境適応力が高いため、細かく環境に気を配らなくても育てることができます。

ただし、クロモジは、1つの木に雌花か雄花のどちらかだけをつける雌雄異株ですので、実をつけさせるためには雌株と雄株の二種類を植える必要があります。

クロモジ(黒文字)の名前の由来

クロモジの樹皮にある黒い斑点模様が文字のように見えることから「黒文字」という名前になったと言われています。

クロモジ(黒文字)の使い方・活用法の歴史

クロモジ(黒文字)は江戸時代から良い香りのする爪楊枝として活用されていたと言われています。

クロモジの爪楊枝は、先端部分のみ樹皮を削り尖らせ、持ち手の部分の樹皮は削らず枝の姿のままとなっています。主に茶席で和菓子を食べる時などに活用していたとされ、千利休が豊臣秀吉をもてなす際に、庭のクロモジの枝を切り落して削り、楊枝にして和菓子とともに出した、という逸話があり、現在も茶席で和菓子を食べる菓子楊枝として活用されており、大きさは5㎝位~15㎝位のものまであります。

またクロモジは、江戸時代にクロモジ垣という垣根の材料としても活用されていました。

クロモジ垣は茶室や日本庭園に風情を出すと人気が高かったそうで、日本庭園の最高峰とも言われる桂離宮にもクロモジ垣があります。

さらに江戸時代には、香料を作り出す蒸留技術が海外より伝わり、この頃からクロモジは香料として活用されていたのではないか、と言われています。

その後、クロモジなど様々な日本産香料が作られるようになり、明治時代にはクロモジ精油が香料として海外への輸出品として活用されるようになります。

また、クロモジの根は釣樟(チョウショウ)という生薬として、枝や幹は烏樟(ウショウ)という生薬として活用されています。

クロモジの生薬がいつから活用されているのかは不明ですが、釣樟(チョウショウ)を煎じたものは皮膚病に良い外用薬として、烏樟(ウショウ)は鎮静作用、鎮咳作用、健胃作用などがある内用薬とされています。

現在は、烏樟(ウショウ)は薬用養命酒にも使用され、含有量は薬用養命酒の14種類の生薬の中で最も多くなっています。

 

 

クロモジ(黒文字)精油の特徴

クロモジ(黒文字)精油の抽出方法

クロモジ(黒文字)の枝や葉から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は淡黄色です。

クロモジ(黒文字)精油の香りの特徴

クロモジ(黒文字)は落ち着きのある樹木の香りに、柑橘の香りや花の甘い香りが加わったような香りです。同じクスノキ科のローズウッドの精油に似た香り、と表現されることもあります。

クロモジ(黒文字)精油の香料・原料データ

英名
和名
学名Lindera umbellata
別名
科名クスノキ科
産地日本など
精油の抽出部位枝、葉
ノート *ミドル
精油の主な成分リナロール、α-ピネン、リモネン、ゲラニオール、1.8シネオール、カルボン
酢酸リナリルなど
ブレンド相性ラベンダーなど花の香りや、レモンなど柑橘系の香りと相性が良いです。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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クロモジ(黒文字)の活用法

クロモジ(黒文字)だけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

なおレシピを活用する際は、クロモジの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
クロモジ(黒文字)・・・2滴

コットンに精油のクロモジ(黒文字)を垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。

【おすすめのブレンド】
タンジェリン・・・1滴

タンジェリンは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。

ルームスプレー

部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
クロモジ(黒文字)・・・7滴

無水エタノールに精油のクロモジ(黒文字)を混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
レモン・・・5滴

レモンは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。

入浴剤

精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。

【レシピ】
天然塩・・・30g
クロモジ(黒文字)・・・2滴

計量した天然塩に精油のクロモジ(黒文字)を加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。

【おすすめのブレンド】 
ラベンダー・・・1滴

ラベンダーは通経作用があるとされていますので、妊娠初期(妊娠4か月位まで)の方は使用を控えてください。

クロモジ(黒文字)の禁忌・注意点

・妊娠中、授乳中の方
クロモジ(黒文字)には少量ですが神経毒性が示唆されているケトン類というグループの成分であるカルボンが含まれていますので、妊娠中、授乳中の方は使用を控えてください。

・てんかん発作を起こしたことのある方
クロモジ(黒文字)に含まれているカルボンは中枢神経を刺激する可能性があります。てんかんを誘発する可能性がありますので、念のため使用を控えてください。
 
・低血圧の方
クロモジ(黒文字)は鎮静作用により血圧を下げる可能性がある、と言われています。
強い血圧降下作用を持っているわけではありませんので、通常問題なくお使いいただけますが、精油の作用に対する反応には個人差がありますので、使用中に気分不快を感じた場合はただちに使用を中止してください。

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