ヒバ(アスナロ)アロマ・精油・エッセンシャルオイルの香り、特徴、使い方、禁忌・注意点

精油ヒバ(アスナロ)の香り、特徴、使い方、禁忌・注意点

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ヒバと呼ばれる植物は複数ありますが、その中で九州~東北南部に生息している品種が別名アスナロと呼ばれているヒバです。日本の南側に生息しているため南方系ヒバとも呼ばれています。

ヒバ(アスナロ)は葉や幹に清涼感のある森林の香りがあり、幹の部分から採れる精油も森林浴をしているような香りがします。

他の樹木の精油に比べると清涼感が強く感じられる香りで、ストレスを感じている時のメンタルケアに良い香りと言われています。

ここではヒバ(アスナロ)とはどのような植物か?ヒバ(アスナロ)の精油の香りや特徴、使い方・活用法や、使用する時の注意点などについて紹介します。

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ヒバ(アスナロ)ってどんな植物?

ヒバ(アスナロ)は九州~東北南部に生息している日本原産の樹高30m、幹回り80㎝~1m程度、樹形は円錐形の針葉常緑樹です。

樹皮は、若木は赤みのある茶色ですが、老木になると黒っぽい茶色になっていきます。樹皮を手で引っ張ると縦に裂けるようにして剥がれます。

葉は細長く、枝分かれするような形で、ヒノキの葉によく似ていますが、ヒノキより厚みがあります。葉の裏には気孔帯(きこうたい)と呼ばれるワックス成分が集まった場所があり、その部分が白い線のようになっています。

枝先に楕円形の雄花と、葉の塊のような形の雌花が咲き、花が終わると小さな松ぼっくりのような球果が実ります。球果は成熟するとカサが開き、種が露出した状態になります。

ヒバ(アスナロ)は種が発芽するか、地面に落ちた枝から根が出ることで繁殖します。

ヒバ(アスナロ)の名前の由来

ヒバという名前はヒノキ(檜)に似た葉を持つ木ということでヒバ(檜葉)となったと言われています。

アスナロという名前は、厚みのあるヒノキの葉ということでアツハヒノキと呼ばれていたことが由来であるという説と、ヒノキの代用品とされていたことから、明日はヒノキになろうという意味でアスハヒノキと呼ばれていたことが由来という説があります。

ヒバ(アスナロ)の使い方・活用法の歴史

ヒバ(アスナロ)はいつから活用されているか不明ですが、現在に至るまで家の柱や土台、風呂桶の材料として活用されています。耐久性が優れていて、比較的安価であるためヒノキ木材の代用品としても活用されています。

また、アスナロという言葉は俳句や小説に登場したり、店の名前として活用されてきました。

これは名前の由来の一つである「明日こそはヒノキになろう」というエピソードによるもので、「明日こそは変わろう」という前向きな意味合いで使われることもあれば「変わろうと願うけれど変われない」という後ろ向きな意味合いや「何者かになろうともがく若者の姿」という意味合いで使われることもあります。

アスナロという言葉が使われた代表的な作品として井上靖の「あすなろ物語」、柴門ふみの「あすなろ白書」があります。

現在は主に建築資材として活用されています。

ヒバ(アスナロ)精油の特徴

ヒバ(アスナロ)精油の抽出方法

ヒバの木部から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は黄色です。

ヒバ(アスナロ)精油の香りの特徴

清涼感のある森林の香りです。ミントのような香りと表現されることもあります。

ヒバ(アスナロ)精油の香料・原料データ

英名 Hiba arborvitae ヒバ アーボバイティー
Hibaヒバ
Asnaro アスナロ
和名 檜葉(ヒバ)
学名 Thujopsis dolabrata ツヨプシス ドラブラータ
別名 翌檜 (アスナロ)
科名 ヒノキ科
産地 日本(主に飛騨高山)
精油の抽出部位 木部
ノート * ベース
精油の主な成分 ツヨプセン、δ-カジネン、β-エレメン、リモネンなど
ブレンド相性 スペアミントなどハーブ系の香りやユーカリ・ラディアタなど樹木系の香りと相性が良いです。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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ヒバ(アスナロ)の活用法

ヒバ(アスナロ)だけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

またレシピを活用する際は、ヒバ(アスナロ)の使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
ヒバ(アスナロ)・・・2滴

コットンに精油のヒバ(アスナロ)を垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。

【おすすめのブレンド】
スペアミント・・・1滴

スペアミントは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。通経作用がある可能性がありますので、妊娠中の方は使用を控えてください。

ルームスプレー

部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
ヒバ(アスナロ)・・・5滴

無水エタノールに精油のヒバ(アスナロ)を混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ユーカリ・ラディアタ・・・7滴

ユーカリ・ラディアタは使用上の禁忌事項はとくにありません。

ヒバ(アスナロ)の禁忌・注意点

・敏感肌の方
ヒバ(アスナロ)は敏感肌の方は刺激を感じる場合がありますので、敏感肌の方は使用を控えてください。


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