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グリーンランドモス(ラブラドルティ)は主に北アメリカに生息する樹木で、日本に生息しているツツジの仲間です。
花と葉から精油が抽出されていますが、非常にマイナーな精油でアロマセラピーではあまり使われていません。
グリーンランドモス精油には毒性の強い成分は含まれていないとされていますが、まだ精油の安全性については不明な部分が多く、積極的な使用は推奨されていません。
ここではグリーンランドモス(ラブラドルティ)とはどのような植物か?使い方の歴史、グリーンランドモスの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。
グリーンランドモス(ラブラドルティ)ってどんな植物?
グリーンランドモス(ラブラドルティ)は、別名ラブラドルティと呼ばれている、北米から北極圏にかけての地域に生息するツツジ科の低木常緑樹です。
樹高は30㎝~60㎝程度、葉は濃い緑色で細かい毛が生えており、夏季には小さな白い花を咲かせます。
グリーンランドモスの名前の由来
グリーンランドモスという名前は、グリーンランドで発見された、苔のように地を這うように横に広がって成長する樹木が発見された、ということから名づけられたと言われています。
グリーンランドモス(ラブラドルティ)の使い方・活用法の歴史
グリーンランドモスは、北米では先住民のインディアンが、煎じて風邪薬としたり、皮膚につけて外用薬のようにしたりするなど薬効のある植物として活用していたと言われています。
また、アメリカの独立戦争の頃には先住民以外の人々の間でも、グリーンランドモスがお茶の代用品として活用されていたと言われています。
ただ、グリーンランドモスはお茶として摂取すると中毒症状を起こす危険性があるとも言われており、現在もお茶として活用されているかどうかは不明です。
日本では特に活用されてきてはいません。
グリーンランドモス(ラブラドルティ)精油の特徴
グリーンランドモス(ラブラドルティ)精油の抽出方法
グリーンランドモス(ラブラドルティ)の花と葉から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。
グリーンランドモス(ラブラドルティ)精油の香りの特徴
グリーンランドモス(ラブラドルティ)は鼻がスッと通るような爽やかな香りに、少し苦みが加わったような香りです。
グリーンランドモス(ラブラドルティ)精油の香料・原料データ
英名 | Greenland Moss グリーンランドモス Labrodor ラブラドルティ |
和名 | – |
学名 | Ledum groenlandicum |
別名 | – |
科名 | ツツジ科 |
産地 | カナダ、グリーンランドなど |
精油の抽出部位 | 花と葉 |
ノート * | トップ |
精油の主な成分 | α-ピネン、β-ピネン、リモネン、サビネンなど |
ブレンド相性 | レモンなどの柑橘系、シダーウッドなど樹木系の香りと相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
グリーンランドモス(ラブラドルティ)の活用法
グリーンランドモス(ラブラドルティ)だけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
レシピを活用する際は、グリーンランドモスの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
グリーンランドモス(ラブラドルティ)・・・1滴
コットンに精油のグリーンランドモスを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
レモン・・・2滴
レモンは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
グリーンランドモス(ラブラドルティ)の禁忌・注意点
グリーンランドモス(ラブラドルティ)は精油情報がとても少なく、安全性が高いとは言い難い精油ですので、基本的には活用せず、他の精油を選択することをおすすめします。
特に、妊娠中、授乳中の方、高齢者、小児、乳幼児、持病のある方は使用を控えてください。