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ローマンカモミールは、リンゴのような甘い香りが人気の精油です。
ローマンカモミールという名前はギリシャ語の「chamaimelon カマイ メロン」に由来すると言われています。「chamai」は大地という意味、「melon」はリンゴという意味があるとされており、ローマンカモミールが這うように生えることや、リンゴのような香りがすることからつけられたと考えられています。
メンタルケアやスキンケアなどに活用でき、肌に優しい成分を多く含む扱いやすい精油のためアロマセラピー初心者の方にもおすすめです。
ここではローマンカモミールとはどのような植物か?使い方の歴史、ローマンカモミールの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。
ローマンカモミールってどんな植物?
ローマンカモミールは西ヨーロッパ原産の白い小菊のような花をつけるキク科の多年草です。茎が地面を這うように横に広がり、伸びる匍匐(ほふく)性の植物で、草丈は30㎝程度です。
日本でも栽培されていますが、高温多湿の環境に弱いため湿気が溜まらないよう、密集させないようにするなどの工夫が必要です。
ローマンカモミールには八重咲の花を咲かせるダブルフラワーカモミール(Chamaemelum nobile ‘Flore Pleno’)や、香りは強いものの花を咲かせず、草丈もあまり伸びないノンフラワーカモミール(Chamaemelum nobile ‘Treneague’)などの変種が園芸種として存在しています。

ローマンカモミールの使い方・活用法の歴史
ローマンカモミールは古代エジプト時代には神への捧げものや、病気を治す薬草として活用されていたと言われていますが、当時は何種類もの植物がカモミールと呼ばれていたという説もあり、実際にローマンカモミールが活用されていたのか定かではありません。
ヨーロッパにおいては古くから消化器の不調の改善や皮膚や粘膜の炎症の改善などに役立つ薬草とされてきました。いつから活用されていたか定かではありませんが、四千年前には民間薬として煎じ薬やハーブティーとして活用されていたとも言われており、ヨーロッパで最も古くから活用されているハーブ、と呼ばれることもあります。
ヨーロッパでは現在も、ローマンカモミールをハーブティーや、ハーブをアルコールに漬け込んだハーブチンキなどに加工して活用していますが、ローマンカモミールは苦みが強いため、近年においては、より味が良くハーブとしてローマンカモミールに近い作用を持つ近縁種のジャーマンカモミールがハーブティーとして多く使われるようになっています。
現在カモミールのハーブティーとして流通しているものはほとんどが近縁種のジャーマンカモミールを原料としたものです。
またローマンカモミールは、コンパニオンプランツとしてガーデニングにも活用されています。コンパニオンプランツとは、同じ空間に一緒に植えることで他の植物に病害虫をつきにくしたり、成長を助けるなどの効果を持つ植物のことを言います。
地面を覆うように生え、踏まれても枯れにくい性質であることから芝生の代わりにも使われ、踏むたびに良い香りがするため「香りのする芝」と呼ばれており、イギリスのバッキンガム宮殿やキューガーデン(ロンドン南西部のキューにある王立植物園)に使われているそうです。
日本にはローマンカモミールは江戸時代末期頃にオランダより伝わったと言われており、オランダ語で「カミーレ」と呼ばれていたものが訛り、和名の加密列(カミツレ)になったと言われています。
ローマンカモミールは優しく甘い香りやスキンケアに役立つ作用を持っているため、現在日本ではシャンプーや化粧水などの香り付けや成分のひとつとして活用されています。
ローマンカモミール精油の特徴
ローマンカモミール精油の抽出方法
花を含む先端部から水蒸気蒸留法で精油を抽出します。精油は薄黄色です。
ローマンカモミール精油の香りの特徴
カモミールローマンはリンゴの香りのようなフルーティで甘い香りがする精油です。
香りが強い精油なので、他の精油とブレンドする時は少量使う程度に留めたほうが、他の精油の香りとバランスがとりやすいです。
ローマンカモミール精油の香料・原料データ
英名 | Roman Chamomile ローマンカモミール |
和名 | カミツレ |
学名 | Chamaemelum nobile Anthemis nobilis |
別名 | ローマンカモマイル、ローマカミツレ、ペレニアルカモマイル |
科名 | キク科 |
産地 | イギリス、ベルギー、ハンガリー、フランスなど |
精油の抽出部位 | 花を含む先端部 |
ノート * | ミドル |
精油の主な成分 | アンゲリカ酸イソブチル、α-ピネン、β-ピネン、カリオフィレンなど |
ブレンド相性 | ベルガモットなどの柑橘系、イランイランなどの花の香りと相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
ローマンカモミールの活用法
ローマンカモミールだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
レシピを活用する際は、ローマンカモミールの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
カモミールローマン・・・1滴
コットンに精油のローマンカモミールを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
ベルガモット・・・2滴
ベルガモットは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
ルームスプレー
【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
カモミールローマン・・・4滴
無水エタノールに精油のローマンカモミールを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
ゼラニウム・・・8滴
ゼラニウムは女性ホルモンの分泌に影響を与える可能性があります。女性ホルモンの変動
は妊娠の維持や分娩準備に関わりますので妊娠中の方は使用を控えてください。
入浴剤
精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。
【レシピ】
天然塩・・・30g
カモミールローマン・・・1滴
計量した天然塩に精油のローマンカモミールを加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
フランキンセンス・・・1滴
フランキンセンスは使用上の禁忌事項は特にありません。
ローマンカモミールの禁忌・注意点
・妊娠初期(妊娠4か月目くらいまで)の方
カモミールローマンは女性ホルモンの働きに影響するため、通経作用があるとしている文献もあります。妊娠初期(妊娠4か月目くらいまで)の方は流産を誘発する可能性がありますので使用を控えてください。
・キク科アレルギーの方
カモミールローマンはキク科の植物ですので、ブタクサなどキク科に対するアレルギーをお持ちの方は使用を控えてください。
山椒に含まれるリモネンは皮膚刺激を与える可能性がありますので、敏感肌の方は皮膚に塗布する使い方は控えてください。