[本ページはプロモーションが含まれています]
ボロニアはオーストラリアに生息するボロニア属の植物を指す呼び名です。
ボロニアという名前はイタリアの植物収集家フランチェスコ・ボローニの名前が由来となっていると言われていますが、その理由についてははっきりしていません。
ボロニアと呼ばれる植物の中で、ボロニアメガスティグマという品種が精油の原料として活用されていますが、大量栽培が難しく、精油の生産量はとても少ないです。
入手しにくい精油ですが、花や柑橘、シナモンなど様々な香りの要素が含まれているとても良い香りで、心を前向きにしたい時に役立つとされています。
ここではボロニアとはどのような植物か?使い方の歴史、ボロニアの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。
ボロニアってどんな植物?
ボロニアはオーストラリア原産の低木で、現在もオーストラリアに分布しています。
樹高は1m程度、枝は細く、表面に産毛のような細かい毛が生えています。
葉は長さ1〜2㎝、幅1〜2mmで枝の所々から放射状に生えています。
花は釣鐘のような形で、花びらの色は外側が赤茶色で内側が黄色です。品種によっては黄色や白色、ピンク色の花が咲くものもあります。
ボロニアの使い方・活用法の歴史
ボロニアの歴史的活用については不明ですが、精油が使われるようになったのは20世紀に入ってからです。
精油はアロマセラピーで使われることはあまりなく、主に香水用香料として活用されてきました。
現在は園芸用植物や香水用香料として活用されており、ラルフローレンのラルフ、ゴールドフィールド&バンクスのサウスターン ブルームなどに配合されています。
ボロニア精油の特徴
ボロニア精油の抽出方法
ボロニアの花から有機溶剤抽出法で精油を抽出します。
ボロニア精油の香りの特徴
花の甘い香りに、柑橘のフルーティーな香りやシナモンに似たスパイシーな香り、樹木の香りが加わったような香りです。
ボロニア精油の香料・原料データ
英名 | Boronia ボロニア |
和名 | ー |
学名 | Boronia megastigma ボロニア メガスティグマ |
別名 | ボローニャ、ブラウンボロニア |
科名 | ミカン科 |
産地 | オーストラリア |
精油の抽出部位 | 花 |
ノート * | トップ〜ミドル |
精油の主な成分 | β-イオノン、オイゲノール、トリアコンタン、エチルアルコール、サビネン、ミルセン、α-ピネンなど |
ブレンド相性 | ジャスミンなどフローラル系の香りやベルガモットなど柑橘系の香りと相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
ボロニア精油の活用法
ボロニアだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
レシピを活用する際は、ボロニアの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
【レシピ】
ボロニア・・・2滴
コットンに精油のボロニアを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
ジャスミン・・・1滴
ジャスミンはエストロゲンという女性ホルモンの分泌に影響を与える可能性があります。女性ホルモンの分泌の変動は妊娠の維持、出産に関わりますので妊娠中の方は使用を控えてください。
子宮筋腫などエストロゲンの分泌の変化により悪化する病気のある方は使用を控えてください。
ルームスプレー
【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
ボロニア・・・4滴
無水エタノールに精油のボロニアを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
ベルガモット・・・8滴
ベルガモットは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
ボロニア精油の禁忌・注意点
・敏感肌の方
ボロニアにはオイゲノールなど皮膚刺激を与える可能性がある成分が複数含まれていますので敏感肌の方は皮膚に塗布する使い方は控えてください。
・妊娠中、授乳中の方
ボロニアは文献によっては妊娠中、授乳中の使用が禁忌となっています。妊娠中、授乳中の方は使用を控えてください。