クンゼア(アロマ精油・エッセンシャルオイル)の香り、特徴、使い方、禁忌・注意点など

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クンゼアとはフトモモ科クンゼア属の植物に対して使われる名称で、ドイツの植物学者グスタフ・クンツェアにちなんでつけられたと言われていますが、その理由ははっきりしていません。

クンゼアと呼ばれる植物は約40品種あり、その中でクンゼアアンビクアという品種が精油の原料として活用されています。

クンゼア精油はオーストラリア以外ではあまり流通していませんが、精神的な疲労の回復に役立つ香りとされています。

ここではクンゼアとはどのような植物か?使い方の歴史、クンゼアの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。

 

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クンゼアってどんな植物?

クンゼアはオーストラリア原産の常緑樹で、現在はオーストラリアの南東部やタスマニア諸島に分布しています。

樹高は3〜5m、樹皮は灰褐色で、幹や枝は細く、成長していくと枝が少し垂れ下がった形になっていきます。

枝には細長い葉がたくさん生えており、枝の所々にふわふわとした丸い綿毛のような花が咲きます。花の色は一般的には白色ですが、品種によっては赤色のものもあります。

クンゼアの使い方・活用法の歴史

クンゼアはいつから活用されているかはわかりませんが、オーストラリアでマダニ除け、かゆみ止め、風邪薬、痛み止めに活用されてきました。

オーストラリアでは、英語でマダニの木という意味のティックウッドという別名でも呼ばれており、この名前がつけられた経緯については、家畜にマダニがつくことを予防するために使っていた歴史があるからという説や、多くの野生動物がクンゼアの根元で眠ったり、木に体を擦り付けたりしている様子を見た猟師達が、クンゼアにはマダニを防ぐ力や、マダニによるかゆみを軽減する力があると考えて名付けたという説があります。

現在も、オーストラリアでは民間療法として虫除けやかゆみ止め目的で、クンゼアから抽出したオイルが活用されています。

 

クンゼア精油の特徴

クンゼア精油の抽出方法

クンゼアの枝や葉を水蒸気蒸留し精油を抽出します。精油は無色です。

クンゼア精油の香りの特徴

森林の爽やかな香りにほんのりスパイシーな香りが加わったような香りです。

クンゼア精油の香料・原料データ

英名Kunzea クンゼア
和名
学名Kunzea ambigua クンゼア アンビクア
別名クンジィア、ティックウッド、ホワイトクンゼア
科名フトモモ科
産地オーストラリア
精油の抽出部位枝、葉
ノート *ミドル
精油の主な成分α-ピネン、1.8-シネオール、グロブロール、ビリジフロロール、α-テルピネオール、リモネンなど
ブレンド相性ユーカリ・ラジアタなど樹木系の香りやグレープフルーツなど柑橘系の香りと相性が良いです。

*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。

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クンゼアの活用法

クンゼアだけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。

レシピを活用する際は、クンゼアの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。

精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。

芳香浴

精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。

【レシピ】
クンゼア・・・2滴

コットンに精油のクンゼアを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。

【おすすめのブレンド】
マートル・・・1滴

マートルは文献によっては妊娠初期の使用が禁忌となっております。妊娠4ヶ月目位までは使用しないでください。

ルームスプレー

部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。

【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
クンゼア・・・5滴

無水エタノールに精油のクンゼアを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
グレープフルーツ・・・7滴

グレープフルーツは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。

入浴剤

精油の香りをお風呂で拡散させて楽しむ方法です。

【レシピ】
天然塩・・・30g
クンゼア・・・1滴

計量した天然塩に精油のクンゼアを加えよく混ぜます。浴槽に入れたらお湯をよくかき混ぜてください。使用期限は1週間程度を目安とし、なるべく早く使い切ってください。

【おすすめのブレンド】
ユーカリ・ラジアタ・・・1滴

ユーカリ・ラジアタは使用上の禁忌事項は特にありません。

クンゼアの禁忌・注意点

・アレルギー体質の方
クンゼアは軽度のアレルギー反応を引き起こす可能性があるとされていますので、アレルギー体質の方は使用を控えてください。


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精油 アロマ エッセンシャルオイル

 

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