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クレメンタインは別名クレメンティンとも呼ばれているミカン科の樹木です。
果皮からは精油が抽出されており、その香りはオレンジやグレープフルーツなど他の柑橘系精油の香りに比べると酸味が少なく、甘みが強いことが特徴です。
柑橘系の精油の中ではマイナーな存在で流通量が少なめではありますが、リラックスしたいときや不安な時に役立つとされています。
ここではクレメンタイン(クレメンティン)とはどのような植物か?使い方の歴史、クレメンタインの精油の香りや特徴、作用、使い方・活用法、使用する時の注意点などについて紹介していきます。
クレメンタイン(クレメンティン)ってどんな植物?
クレメンタイン(クレメンティン)はミカン科の常緑樹で、葉は濃い緑色で花は白く、温州ミカンに似た果実を実らせます。果実は甘みが強く、果汁が豊富です。
クレメンタインがどこで、どのように発生したのかについては、スイートオレンジとマンダリンの交配種ではないか、アルジェリアで地中海マンダリンの雑種として発生したのではないか、元々中国に存在していたカントンマンダリンのことではないのかなどと様々な説があり、はっきりしていません。
クレメンタイン(クレメンティン)の使い方・活用法の歴史
クレメンタインの栽培については、年代は不明ですが地中海沿岸地域に住んでいたクレメント・ローディア神父が孤児院で育てたことが始まりであると言われており、クレメンタインという名前は、その神父の名前が由来となっていると言われています。
クレメンタインは、スペインやチリなどで主に食用として活用され、日本でも主に食用として佐賀県で栽培されています。
しかし生産者が少なく、スペインやチリから輸入もされてはいますが輸入数が少ないため一般にはほとんど流通していません。
出荷時期である12月頃に生産農家から購入することが可能です。
クレメンタイン(クレメンティン)精油の特徴
クレメンタイン(クレメンティン)精油の抽出方法
クレメンタイン(クレメンティン)の果皮から圧搾法で精油を抽出します。
クレメンタイン(クレメンティン)精油の香りの特徴
クレメンタイン(クレメンティン)は、オレンジ果実のような香りですが、オレンジよりも酸味が少なく甘みの強い香りがします。
クレメンタイン(クレメンティン)精油の香料・原料データ
英名 | Clementine クレメンタイン(クレメンティン) |
和名 | – |
学名 | Citrus clementina |
別名 | – |
科名 | ミカン科 |
産地 | イタリア、スペイン、チリなど |
精油の抽出部位 | 果皮 |
ノート * | トップ |
精油の主な成分 | リモネン、ミルセン、α-ピネン、リナロール、フロクマリン類など |
ブレンド相性 | どの系統の香りとも相性が良いです。 |
*ノートは精油の揮発する時間や香りの持続する時間を表すものです。香り立ちが最も早いが持続時間が短いトップノート、香り立ちはゆっくりだが長い時間香り続けるベースノート、ちょうど中間の性質を持つミドルノートの3つに分類されます。
クレメンタイン(クレメンティン)の活用法
クレメンタイン(クレメンティン)だけでも香りを楽しめますが、他の精油を加えることでより香りが豊かになります。ブレンドにおすすめの精油も併せて紹介していますので、基本のレシピに足して使ってください。
レシピを活用する際は、クレメンタインの使用時の注意事項、ブレンドとして加える精油の使用時の注意事項のいずれかに該当する項目がないかどうか確認してください。
精油の成分に対する体の反応には個人差があります。気分不快を感じた場合は使用を中止してください。
芳香浴
精油の香りを室内に拡散させ香りを楽しむ方法です。
【レシピ】
クレメンタイン(クレメンティン)・・・2滴
コットンに精油のクレメンタインを垂らす、もしくはアロマデフューザーを使って香りを拡散させます。
【おすすめのブレンド】
ゼラニウム・・・1滴
ゼラニウムは女性ホルモンの分泌に影響を与える可能性があります。女性ホルモンの分泌変動は妊娠の維持、出産に関わりますので妊娠中の方は使用を控えてください。
ルームスプレー
部屋中に香りを拡散させ香りを楽しむ方法です。スプレーを使う時はその都度、瓶をよく振ってください。スプレーは肌にはつけないようにしてください。
【レシピ】
精製水・・・8ml
無水エタノール・・・12ml
クレメンタイン(クレメンティン)・・・7滴
無水エタノールに精油のクレメンタインを混ぜ、その後精製水を加えてよく混ぜます。混ぜ合わせた液体をスプレー式の遮光瓶に入れて使ってください。遮光瓶は風通しがよく、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。スプレーは2週間程度で使い切ってください。
【おすすめのブレンド】
ユーカリ・ラディアタ・・・5滴
ユーカリ・ラディアタは使用上の禁忌事項は特にありませんティーツリーは肌につくと皮膚刺激を与える可能性がありますので、肌につけないようにしてください。
クレメンタイン(クレメンティン)の禁忌・注意点
・敏感肌の方
クレメンタイン(クレメンティン)に含まれるリモネンなどは皮膚刺激を与える場合がありますので、敏感肌の方は使用を控えてください。また、それ以外の方も使用中に肌に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、ぬるま湯で洗い流してください。
・日中使用する時
クレメンタイン(クレメンティン)に含有されているフロクマリン類には、精油を肌につけて紫外線に当たると皮膚に炎症を起こす、光毒性という性質があります。日中に使用する場合は精油を使用した後、日焼け止めを塗るなどUVケアを行ってください。